時代劇専門チャンネルでやっている「時代劇法廷」です。
今回は、第2シリーズの最終回に相応しく、被告人は「土方歳三」でした。
このシリーズ、面白いのですが、時代劇専門チャンネルなので、忘れてしまうのです。。。

せめて、BSでしてくれるといいのになあ。。。と、思いつつ、歳さんなので見逃せない!!と、思って見ました。
基本的なあらすじは、検事である渡辺いっけいさんが被告人を裁くのですが・・・いつも、逆転無罪っぽい?みたいな感じで終わります。
歴史を良く知っている人には浅い内容かもしれないですが、被告人として裁かれるというところが、なかなかコミカルで面白いのです。
で、今回の土方歳三。
新選組の「鬼の副長」こと土方歳三が、京都での様々な暴行、脅迫、及び日本各地でのゲリラ戦参加によって、公共の平穏を乱したとして「騒乱罪」で起訴されます。
で、近藤さんや勝さんが出てきて、証人喚問のようなことをしていたのですが・・・。
土方役は高橋一生さん。
写真にあるような洋装で登場していました。とっても似合っていて、「あ、土方さんだ・・・

」と、よく解るカッコ良さだったです。
最終回に相応しく、「新選組血風録」の栗塚旭さんが出てきてくれました。

お元気そうで何よりです。年齢を重ねても、歳さんはかっこよかったです。

栗塚旭/燃えよ剣 第一巻で、なんやかんやと言っとりました。
暴行や脅迫は芹沢鴨だったとか、勝が無血開城の為に江戸から新選組を遠ざけようとゲリラ戦を各地で展開したとか。。。
でも、そんなこと言い出したら、長州も薩摩も「騒乱罪」でしょう。

市村鉄之助が登場した瞬間、「あ〜、どう考えてもやっぱり無罪ね。」どうもっていくのかなあ。。。って。
結果的には、どちらが正義とか悪とか、それは後からのことで、みな自分が信じた道を全うしていた・・・みたいな雰囲気になって。。。
「無罪」だったのです。
でも、最後に検事が一言言います。
「土方さん、あなた本当は自分の死がやがては時代遅れになる「無駄死に」である事を知っていたんじゃないですか。
生きる為、未来の為の戦ならいざ知らず、死ぬための戦いなど私は断じて認める事は出来ない。
確かに騒乱罪はあてはまりませんでした。
しかし、私は思うんです、たとえ無様であっても生き抜いて、来たる未来を少しでも変えようともがき続ける、その事の方がずっと困難で大切な仕事なんじゃないかなって」
ん?そうかしら?
で、歳さんが・・・。
「確かに俺は逃げたのかもしれない、生きてこの世の為に尽くすという使命から。
貫く勇気も難しいが引く勇気はもっと難しい。貴様からそれを思い出させられるとは。。。」
え〜!!そうなの???
それは言っては駄目でしょう???
っていうか、新選組でのその使命は、主に永倉新八であり、ちょっと斉藤一でないの?
みんな、歳さんにはそんなこと望んでないよね。。。きっと。
私の中での歳さんは、勿論「燃えよ剣」なのですが、やっぱり「武士としての死に場所を求めて北に進軍した」みたいなところがあるでしょう?
榎本武揚さんみたいに海軍を操れるとかなんとか、新政府に入れる立場ではなかったでしょうし・・・。
第一、近藤さんでさえ「打ち首・さらし首」なんだから、きっと、自分の最期は解っていたんじゃないかなあ。。。って思うのです。
最初からあった”違和感”は、歳さんは、被告人として申し開きなんかしない!!ってところだったのだと思います。そう、どんなものを見せてもらっても、きっと「燃えよ剣」の呪縛からは逃れられないのです。

でも、かっこいい歳さんを見ることが出来て良かったです。

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posted by ちゃーちゃん at 10:19|
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