2012年11月19日

池上彰の緊急生放送。「ニッポンの政治を見に行く」

野田総理の近いうち解散発言から3か月、ついに衆議院が解散しました。
決まるや否や、雪崩を打ったように離党する・・・
合併・分裂・・・何が何だかきわめてわかりづらい事態に陥っています。

11月14日の党首討論で・・・シナリオはあったのでしょうか???
風雲急を告げる「16日に解散する」宣言がありました。

師走の総選挙は、実に29年ぶりのことです。
第3局の行方は・・・???

党首討論で野田総理は、

「定数削減の道筋をつくる・・・
 決断してくれるなら16日に解散してもいい」

それに対し安倍さんは、
「16日解散、約束ですね?
 よろしいんですね?」

と、タジタジで・・・確認していました。
昔は、料亭で根回しされていました。
なので、今回はヤジもなく・・・シーンとしていました。

永田町では・・・
事実上の選挙戦に入り、みんな地元に向かいました。
民主党からは今のところ9人が離党するという騒動になっています。

離党者が相次いだ・・・
民主党の看板では選挙戦は戦えない!!と思った人がたくさんいるようです。


今後の選挙スケジュールは・・・
12月4日公示され、16日に総選挙となります。
衆議院総選挙・参議院選挙の時は公示で、選挙戦が始まります。
補欠選挙や地方選挙の時は告示と言います。
ここから本格的な選挙が始まります。

新しい内閣がすぐできるのではなく、憲法では衆議院選挙の後30日以内に特別国会を召集し、新しい総理大臣を選ぶということになります。
しかし、今回は、年明け・・・というわけにもいかないので、年内に・・・。
今のままだと・・・26日・27日・28日ごろになりそうです。
新しい総理大臣が選ばれた時点で、今の内閣が総辞職となります。
あわただしい年末になりそうです。

そもそも解散って何?

国会は、衆議院・参議院に分かれています。
衆議院は、480人。任期は4年。解散して総選挙。

参議院は、242人。任期は6年で、3年ずつに半分交代し、通常選挙。
参議院は、6年間じっくり仕事が出来ます。
が、反対に衆議院は短いので直近の国民の意思が反映されます。
意見が対立すると・・・衆議院が優先されることが多いのも、そのせいです。

解散時には・・・“紫のふくさ”と、“万歳”が・・・
“紫のふくさ”が、官房長官に手渡されます。
国事行為として天皇のお言葉が納められています。
よく解散権は総理にあると言われていますが・・・

憲法第7条・天皇の国事行為には・・・
天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
一、憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
二、国会を召集すること。
三、衆議院を解散すること。
四、・・・・
とあります。

第三項には、衆議院は天皇が解散した・・・となるのですが、しかし、そこには内閣の助言・・・つまり、内閣としてサインをしないとだめなのです。
なので、結局総理に解散権があるのです。

そして・・・“紫のふくさ”に天皇のお言葉が入っているので、天皇陛下をたたえるために“万歳”と言った。という説と、失職したお手上げという意味での自棄の“万歳”、またここに帰ってこようという意味での“万歳”・・・と、諸説あります。
とりあえず、解散=万歳なのです。


これまでに様々な解散がありました。
吉田茂の「バカヤロー解散」
1953年第4次吉田内閣・予算委員会で吉田茂が「バカヤロー」と発言し、内閣不信任案が可決され解散したものです。

1986年第2次中曽根内閣では、「選挙はない」と言われた中、突然の解散。衆参ダブル選挙となり、後に「死んだふり解散」と言われました。
隙を突かれた野党が、惨敗しました。

2005年第2次小泉内閣では、郵政民営化法案が参院で否決、直後に解散。しかし総選挙では圧勝しました。「郵政解散」です。

2009年麻生内閣では、内閣支持率低迷の中の解散、「追い込まれ解散」「破れかぶれ解散」・・・民主党にとって代わられたので「政権交代解散」とも言われました。


この解散の目的は、「国民に信を問う」ということが目的ですが・・・
中曽根さんのように、自分に有利なように解散時期を使ったりしています。
今回は何解散になるのでしょうか??


今回の解散がなければ・・・今月だけで都内だけでも35件の政治資金パーティーがありました。
会費は20,000円。
1人当たりのお金は10,000円以内に収めて残りを政治資金に回すのですが・・・
しかし議員さんもお金も集めることも出来ずに、ホテル側も・・・キャンセル???


では、選挙の仕組みはどうなっているのでしょうか?
現在は、「小選挙区比例代表並立制」となっています。
選挙区は小選挙区300、一人だけ当選します。
比例区は18ブロックに分かれていて・・・ここから180人当選することが出来ます。


第三極とは???
もともとは・・・北極・南極に続くヒマラヤのことで・・・二大政局に対抗し得る三番目ということです。

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日本維新の会・・・石原慎太郎を代表とし、17年ぶりの国政復帰を目指しています。
その代表代行は、橋本徹、現大阪市長。
みんなの党の渡辺喜美代表・・・
政党乱立時代の先にあるものは???

1955年は、社会党左派と社会党右派が一つになって日本社会党が出来ます。
この二大政党の戦いを55年体制といいます。
1993年には自民党が過半数を割ってしまったことで・・・非自民連立政権が誕生します。
しかし、これは長続きせずに・・・“自社さ連立政権”が出来たり・・・

2009年に民主党政権が誕生します。
しかし・・・民主党も自民党も求心力を失って・・・政権が乱立してきました。
今ある主な政党は・・・古い順から、
1922年・日本共産党
1955年・社会民主党
1955年・自由民主党
1964年・公明党
1996年・民主党
2005年・国民新党
2009年・みんなの党
2010年・新党改革
2011年・新党大地・真民主
2012年・国民の生活が第一
    日本維新の会(太陽の党が合流)
    減税日本
    みどりの風
    


では、“政党”とは?
所属する国会議員が5人以上で、直近の国政選挙で得票率が2%以上あることのどちらかが条件です。


今回の選挙の争点は???
やはり消費税、TPP、憲法改正、原発利用のようです。


決められない政治。
今年の通常国会で野田内閣が提出した法案、88本中55本が成立。
成立率は66.3%です。ねじれ国会なので、なかなか決められません。
これは、通常国会では、過去20年間で2番目の低さです。

そして、日本の総理大臣は・・・
小泉総理は1982日、その後安倍→福田→麻生→鳩山→管→野田・・・ここまでで1807日。小泉さんにかないません。


国会議員1人当たりいくらかかるのでしょう。
その歳費は・・・2110万円でしたが、東日本大震災以降、現在は1856万円となっています。
これ以外に、文書交通費年間1200万円。
政党に支払われる立法調査費が一人当たり780万円。
公設秘書費用2000万円。
政党交付金(共産党は除く・・・共産党の分は、よその政党へ回されます)一人当たり4400万〜4500万円。
他にも、議員宿舎・新幹線・航空券・・・
国会議員を維持するために、1人当たり1億円ぐらいかかります。


が・・・
良い政治家を育てるには・・・
私たち有権者が育てる・・・そういう観点が必要だということでした。


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posted by ちゃーちゃん at 11:24| Comment(0) | 池上彰 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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