1.京の五条の橋の上 大のおとこの弁慶は 長い薙刀ふりあげて 牛若めがけて切りかかる
2.牛若丸は飛び退いて 持った扇を投げつけて 来い来い来いと欄干の 上へあがって手を叩く
3.前やうしろや左右 ここと思えば またあちら 燕のような早業に 鬼の弁慶あやまった
って、これ尋常小学校の唱歌だったんですね・・・。

子供のころ、よく歌っていました。

![d0017307_21411333[1].jpg](https://chachacha-mama.up.seesaa.net/image/d0017307_214113335B15D-thumbnail2.jpg)
遮那王を、平家の密偵・禿だと勘違いした弁慶は容赦なく斬りかかっています。

だめよ、だめよ、弁慶!!
って思っていたら、やってきましたよ。
本当の禿・・・本当に不気味な・・・良い感じが出ています。

無言で去って行った禿・・・そして、
たくみにかわす遮那王との攻防の末・・・
弁慶の泣きどころを叩かれてのたうちまわっております。
面白い

良い感じで漫才をやっているのは、今後の2人の息のピッタリさを表現しているの???
で・・・もしかしてこの弁慶口を滑らすの???
父が誰かを!?
でも、弁慶に関しては、和歌山人の私としては田辺の出身であってほしいので、この京の五条の橋の上が初対面なのが良いな・・・

福原では万灯会が行われています。
なんと、西行、いきなりの登場です。相変わらず歌なんかを詠んでいます・・・。
この万灯会も、「平家にあらずんば人にあらず」ですね。
大輪田の泊の普請は、着々と進んでいるようです。
万事うまくいっているかのようでした。
が・・・
時忠が、禿を使って、平家に仇なすものを取り締まっております。
「ぎゃ〜!!」の、恐怖政治です。

「平家にあらずんば人にあらず」
藤原摂関兄弟も、なすすべなし???
なんだかこの兄弟も愚痴すら言えなくなったようです。だって、縁の下で聞いている禿・・・恐ろしい!!!
って、忍者???
兎丸は、なかなかいい仕事をしているようですが・・・
「お前が悔い改めたちゅうのは、禿のことか。
あれで、ええとおもってるんか。」と清盛に意見します。
清盛「思うておる。禿を放ってから平家に文句を言う者がおらぬようになった。」
兎丸「あんな小さな子供にそんなことさせて・・・まっとうになると思てるんか!?」
と、言い返しましたが・・・
それを黙認し続ける清盛に不満を募らせ、禿を野放しにすれば、痛い目を見るぞと、清盛に苦言を呈しています。
![img_1042864_31106909_2[1].jpg](https://chachacha-mama.up.seesaa.net/image/img_1042864_31106909_25B15D-thumbnail2.jpg)
自分もそうだったと思い返しているのでしょうか???
そう、海賊だった兎丸のほうが当たり前の事言ってますよ。

けれど、兎丸の言葉とは裏腹に・・・
平家はますます隆盛を極めていきます・・・。

西行は、その後京の時子を訪ねます。
時子の言葉・・・
「福原の殿に仰せつかっております。歌や舞に親しみ、贅を尽くして宴をたのしむことも、公卿たる我が一門のたしなみと・・・」
公卿化してきている平家の変化に気づきます。
なんだか怪しい・・・
やがて清盛のもとに、宋からの贈り物が・・・
そして、宋の皇帝の名代とも言える宋・明州の長官が、3か月後に福原を訪れるという知らせが舞い込みます。清盛は、それまでに泊の改修を完了せよと兎丸に命じます。
早くても完成に半年はかかると見立てていた兎丸は・・・反発するが清盛の意志は変わりません。
「この国の頂点に立つのは、この清盛であることを!!」
清盛も、ちょっと勘違いしてきたようです・・・。

兎丸たちは何とか間に合わせようとしますが・・・けが人が続出してしまいます。それでも現場の声に耳を貸さない清盛に、兎丸はいよいよ爆発

清盛に殴りかかる兎丸です!!
「お前のやってることは悪や!!
悪と悪がひっくり返ってもまた悪がてっぺんに来るだけや!
平家の餠なんかついてられるか!!
お前の国づくりは、盗賊が物を盗むのと同じや!!」
自らの利を追求しているだけだと清盛を責め、仲間とともに京に帰ってしまいました。
出てきたときはなんじゃこりゃと、思っていました・・・がいい味出してる!!兎丸!!
そして、寂しそうにつぶやく清盛・・・
「誰にもわからぬ・・・」と。。。
なんだか、何も相談しないで決行する信長様みたいです。
やはり、同じ帝王???
「けったくそわるい!!」と、今も良く使われる大阪弁で怒っております、兎丸。
五条大橋の下で仲間たちと酒を飲んでいます。
妻の桃李は仕事を続けるように説得しますが・・・
平家をののしりながら酒を飲みつづけ・・・一人になった兎丸の前に禿があらわれました。
そう、お題の通り・・・。
悪事をやめるように説得する兎丸に禿は襲いかかります。
あかい羽で・・・ブスッと
禿たちに囲まれてしまいました兎丸・・・
ついに・・・ああ・・・兎丸無念!!
![39_009[1].jpg](https://chachacha-mama.up.seesaa.net/image/39_0095B15D-thumbnail2.jpg)
行方不明になったという兎丸・・・
探しにきた清盛は、すでに息絶えていた兎丸を発見しました。
が、時すでに遅し。。。
そこには禿の仕業だとわかる赤い羽根が無数に残されていました。
悲しみにくれる平家一門の前で、兎丸の葬儀を盛大におこなうよう命じた清盛の目に禿たちの姿が・・・。
清盛を尊敬のまなざしで見つめる彼らには罪の意識はまったく感じられません。
そう、きっとこれこそが兎丸の言っていた不幸であり悲劇なのかもしれません。
清盛は自らの行いを悔い、時忠に禿を始末するよう命じました。
ほんと、禿もいい迷惑です。。。
権力を思いのままにあやつる非情な清盛が出てきましたね。
盛国「どれだけ欲しても兎丸は戻りませぬ。それでも進みまするか。。。この修羅の道を・・・!
殿のお心の中にだけある国に向かって進み続ける覚悟がおありになりますか。」
清盛が首肯すると・・・
盛国「ならば盛国も共に命を賭して殿に食らいつき・・・この修羅の道を共に参りまする・・・!!」
そこには涙ぐむ清盛の姿がありました。
流石、忠臣!!
これこそ一蓮托生!!
亡き兎丸への思いや、自らが進む修羅の道を反省していた清盛は、難航する工事への対処として、海に経文を書いた石を沈めることを思いつき・・・経文とともに兎丸の志も海に沈め、新しい泊の礎にしたいと考えたのでした。
本当に、信心深かったようで・・・
一族の為にたくさん信仰していた跡がのこていますよね。
そして・・それは人柱という無慈悲な風習を避けることでもありました。
清盛や兎丸の家族や部下たちの目の前で、経文を書いた大量の石を積んだ船が海に沈んでいきました。
やがて清盛は一年をかけて大輪田の泊を完成させ、宋国の使者を迎えることができたました。
やっぱり3か月ではできなかったのね。。。
それは、兎丸が死んだから遅れたのか、やっぱり1年かかるものだったのか・・・
好きだったんです、兎丸。
私も無念です!!
源氏も活動し始めました。。。終息に向かってきていますね。
今回は出てきませんでしたが、重盛も病んできていますしね・・・どうなるのでしょうか??
え?!
日本国民はみんなしってる?!

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