携帯用の兵糧として、よく用いられたのが”兵糧丸”です。
直径4.5pの丸く固めた兵糧です。
そのエネルギーは、1個で1食、あるいは1日分のカロリーに相当したと言われています。
「上杉家兵法書」にある兵糧丸の作り方は・・・
麻の実の皮を除き、黒大豆とともに粉末にし、そば粉を混ぜます。
それを酒に浸し、天日で乾燥させた後、再び酒に浸して干し、また酒で、丸く固めます。
基本はこれでしたが、他に梅干し、人参、甘草、鰻白干、山芋などを粉末にし、混ぜ合わせる場合もありました。
家庭用は・・・
黒大豆・黒ゴマ・片栗粉・白ゴマを混ぜて作られていました。
兵糧丸は、食事としてだけではなく、薬餌としても効果がありました。
小さくて携帯に便利、保存が利く・・・まさに戦時用の”完全食”でした。

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