平氏か、源氏か・・・ 世にいう「平治の乱」のはじまりです。
1159年12月9日、これまで信西に冷遇されていた義朝が、信西憎しの後白河上皇の側近・信頼らと結託し、ついに決起します。戦うのは義朝ですけどね。
でも、清盛は熊野詣・・・

どうする?清盛???
三条殿で、長恨歌の絵巻を女房達に読んであげている後白河上皇。。。
謀反の物語を話していますが・・・もうそこで起きていますよ。。。謀反が。
後白河も、上皇の姉・上西門院統子も源氏勢に幽閉され、義朝率いる源氏の軍勢は三条殿と信西の館を襲います。頼政、なんか、考えてますよ???
でも、信西はすでに逃げ出していました。
義朝はさらに二条天皇をも内裏に幽閉してしまいました。
全ては、保守派が信西になり替わるため・・・
三条殿を抜け出した信西の妻・朝子は清盛邸にかけこみ、時子に状況を伝え、信西を清盛に救ってもらうよう頼み込みます。
う〜ん・・・信西は、奥さんほって逃げたってこと???
場所が違うのかなあ・・・

紀伊・切目にいたにいた清盛・・・。
切目のおいしいイカの一夜干しでも食べたかなあ・・・
肉厚で美味しいのですよ、これが!!
いつも、切目のおみやげは、イカの一夜干しです。

早馬で駆けつけた忠清から事の次第を聞き、言葉を失います。
忠清、カッコいいです。


すぐに熊野詣を中止し都へ戻るよう命じます。
しかし熊野詣のため一同武装していないと重盛が心配すると家貞がひそかに用意していた鎧や弓矢を差し出しました。平氏一門は必死に京へ向けて馬を走らせます。
重盛、まじめなかんじが出ていていいですね。

清盛も棟梁らしくなってきました。

頼もしいです。
おまけに、家貞、老獪でしたか???冴えてますね。

でも、こんなに武具を持ってきていたのが分からなかったのかしら?
内裏では、摂津源氏の頼政が今回の所業の理由を義朝に問いただしていました。
義や、大義名分に疑問を感じているようです。
やはり、「皆殺し」が気になるのでしょうか?
当時は皆殺しなんてしないものね。。。

でも、ほんと、武士は帝に仕えるのね・・・
外国みたいに、自分が皇帝なろうとは思わないのが不思議。。。

すると義朝は、武士の地位を高めるのは政治ではなく力であることを世に示すためだと答えます。
そのころ信西は山中を必死に逃げていました。つき従う師光らが疲れきっているのを見て、ここに穴を掘れと言い出します。
???何を言っているのか解りませんでしたよ。。。
でも、疲れ切っているのに、
こんな大きな穴をどうやって掘ったのよ!
って感じです。
そして、自分を入れてそれぞれ落ち延びよと命じます。
12月14日、内裏では諸官を任命する除目が行われました。
信頼はまんまと念願の近衛大将になりました。ご満悦です。
でも、この人に誰が付いてくるの?って感じもしますが・・・やったもん勝ちですか?
義朝は播磨守に任じられました。
やったー!!良かったね、やった甲斐があったじゃん!!
身勝手に振る舞う信頼に、とまどう藤原成親たち。。。耐える美福門院や藤原忠通。。。
そこへ義朝の長男・義平が東国から到着し、阿倍野にて清盛一行を待ち伏せしたいと意気込みます。
宮中も、暗雲立ち込めています。
まだまだ問題ありそうです。

六波羅の清盛邸では、京に残った盛国らが方針について話し合っていました。
主のようです。盛国・・・。

頼盛は信西を救う必要はないと言う一方、時忠は信西は平氏にとって不可欠な方と言い、意見は割れます。
そうした中、清盛が信西を見捨てるはずがないと時子が声を荒げます。
やっぱり、主でしょうか・・・
盛国は清盛の帰りを待つことを提案しました。
京へ向かう途中の清盛たちは、阿倍野で待ち伏せしているという源氏勢とどう戦うか話し合っていました
。一日も早く帰京し、信西を救いたいと言う清盛に、重盛は信西が滅ぼされた後で信頼と源氏を倒せばすべてが手に入ると主張します。
清盛は信西との思い出を語り、友である信西を絶対見捨てないと決意を固めました。
未だに穴に隠れている信西。。。
もう、どれだけの時が経ったというのでしょうか・・・
そばで見守る師光に西光という法名を与え、自分に危機が迫っても決して助けようとは思わず、すべてを見届けて、生き延びろと命じます。
こんなに面白いと言っていた平清盛。。。なんと、ここで、私、居眠りをしてしまいました。
目を覚ましたら・・・この件が終わってしまっていました。
なんと、こんな佳境に!!!
ということで、2回も見てしまいました。

何だったんだろう、あの睡魔。。。
信西は一人になり、自らの半生を思い返し、自分は一体何者になりたかったのかを考えていました。
そして、いつか清盛が助けに来ると信じて、息を潜めています。
清盛と、重盛が、政局についてお話しています。
ほんと、重盛賢いですね。
「おそれながら、信西入道を救い出したところで、平氏にとって益があるとは思えませぬ。
あの賢きお方は、平氏と源氏を使える限りに使い、上手く手綱を操ってあの地位まで昇り、
思うままに政を行なってこられました。
すなわち信西殿がおられる限り、武士が頂きに登れることはないと存じます。
このまま動かず、信西殿が滅ぼされた後、中納言様を討ち、
源氏を倒せば、全てが手に入りましょう」
なんと、的確な!!
少年漫画で、脳内筋肉状態だった父とはえらい違いです。
待ち伏せをさせてもらえないようですね、義平。。。
だったら、どうして清盛は京に入ってこないのかしら???
って思うのは私だけ???
ひとり馬で走る清盛!!清盛!!清盛!!
ですが、穴の中で衰弱した信西を見つけたのは清盛ではなく、源氏の者でした。。。
覚悟を決めた信西は刀をのどにつきたてて自害してしまいます。
で、穴に隠れていた信西が見つかったのに、
なんで見つからないの?師光・・・?
12月17日、京にたどりついた清盛は路上につるされているものにがく然とします。
それは亡き信西の首でした。
泣き崩れた清盛はやがて震える手と足で体を起こし。。。
怒りに満ちた目で義朝への怒りを叫びます。
「すべて終わりじゃ!!
義朝、もう取り返しがつかぬ。
これがお前の出した答えならば、受けて立とう!!」
「来たか…!怒っておろう清盛。
だが怒りこそ力。
力こそが武士のまことぞ。
今こそ定めの時ぞ…。
源氏と平氏、いずれが強いか…!!!」
とうとう、平氏と源氏が雌雄を決するときがきました。
なんだか、少年漫画200%ですね。

今の少年漫画はこんなにハードじゃないのかなあ??
義朝がラオウのように見えてきましたよ。

どうなるのでしょうか?
結果は解ってますが、楽しみです。

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