2012年05月01日

今いてほしい!?日本を変えたリーダーたち〜西郷隆盛〜 A

世の中はGW真っ只中ですが、学校や仕事はあります。
私は万年お休みですが・・・。

西南戦争外史―太政官に反抗した西郷隆盛 (みやざき文庫 59) [単行本] / 飯干 憶 (著); 鉱脈社 (刊)
西南戦争外史―太政官に反抗した西郷隆盛 (みやざき文庫 59) [単行本] / 飯干 憶 (著...
@の続きです。

鹿児島の海に身を投げた西郷。。。
入水自殺をして生き残ってしまったことは武士として情けない。。。橋本佐内・吉田松陰などは死んだのに、自分だけが生き残ってしまった。。。

生き延びてしまった自分。。。その中から西郷はリーダーとしての西郷を生み出していきます。

その転機の舞台は沖永良部島。島流しにあって罪人としてやってきます。
この島流しを命じたもは島津久光。兄亡き後実権を握りました。

しかし、西郷は斉彬の家臣です。斉彬に接することがなかったら、歴史は変わっていたかもしれません。。。
斉彬は、開明派大名との広いネットワークを持っていました。そんな斉彬から、西郷隆盛は世界的な視野を学びました。

そんな、出会いの後の久光との確執。久光に反抗した西郷が島流しにあったのです。

そこでは過酷な牢獄生活。やつれながらも座禅を組む生活。もはや生きて牢獄を出ることは出来ないと死を覚悟していました。

しかし、牢獄の番人・土持政照は、衰弱する西郷を看護します。
命を救ってもらったお礼に、西郷は学校を開きます。

この不思議な牢獄生活の中で得たもの。それは、「与人役大体」
「役人の第一の心得は人心を得ることだ。
 そのためには自ら努めて私欲を捨てなければならない。
 万民の心、それはすなわち天の心だ。
 役人は万民の願いを天の願いとして心得ふるまわなければならない。
 それが良い役人というものだ。」

1年半ののち帰還した西郷は大きく成長、深謀遠慮の人となりました。

そしてここから薩長同盟、王政復古、江戸城無血開城という明治維新のリーダーたちが誕生します。


私たちの持っている西郷のイメージは、沖永良部島以後の、寡黙でとらえどころのない西郷です。
山形県鶴岡市に残る「南洲翁遺訓」には、リーダー論の神髄が書かれています。

「命もいらず 名もいらず
  地位も金もいらぬという人は
     始末に負えない
 しかし、この始末に負えぬ人でなければ
  国家の大業は成し遂げられぬなり」

無私の精神を持って・・・一国のリーダーたる人間は命を惜しんではならない。

島流しの旅によって自分自身を見直した結果、私利私欲は捨てるという考えに至ったのです。
公と私を分けて、天命を待つしかない。
国の為に、人の為に生きていく。。。
そんなリーダーは西郷以外、日本には存在しません。

そして、西郷最大の謎と言われる西南戦争。
何故自ら築き上げた新政府に反乱を起こしたのでしょうか?
そして、逆賊の汚名をかぶる最期となったのでしょうか?



明治政府を率いたのは、維新の三傑、大久保・西郷・木戸の三人です。
明治4年、大久保、木戸は岩倉使節団として諸外国を視察、近代化の国づくりを目指してのことでした。

西郷は、留守を預かります。
廃藩置県などの政策を断行します。
明治6年政府に激震が・・・
明治六年政変は、征韓論に端を発した明治初期の一大政変です。当時の政府首脳である参議の半数と軍人、官僚約600人が職を辞しました。
その結果、西郷が政府から脱退します。

47歳で鹿児島に戻った西郷は、私学校を設立、政治の表舞台から身を引きます。
一方、西郷を失った明治政府に対し、士族が反乱を起こします。

幕末、新時代の礎のなった士族は、廃刀令や禄の廃止によって政府に不満を抱くようになります。
その機運は鹿児島にも・・・

その勢いが止まらなくなったとき・・・
「おはんらにやった命、おいの体は差し上げもうそう」
担ぎ出される形で1万3千の兵を挙げます。

明治10年2月、熊本城の戦から始まった西南戦争。東京を目指して北上するも一進一退。
腐敗した政府に立ち上がる西郷の名は鳴り響き、民衆の期待さえも一身に引き受けます。

あらゆる人の想いをのせて。。。

西郷は次第に劣勢に・・・
最後まで戦いを止めない士族。
6か月後、塀の数はわずか300になっていました。

やがて総攻撃が。

「もう、ここらでよか・・・。」

明治10年9月24日西郷自決。享年51歳でした。

藩が無くなる。。。刀が無くなる。。。荘園制度の頃から守ってきたもの、特権階級もなくなり、家禄までも。。。そんな士族の氾濫を抑えられるのは西郷だけでした。

明治維新という時代を切り開いたのは薩長。。。そんな薩摩藩が、西南戦争という一番悲しい想いをしました。そんな薩摩藩を心情的に捨てることの出来なかった西郷。

そして、権力を持った人間が私利私欲に走ることは、西郷の一番嫌いなことでした。

例えそれがいまにも沈没しそうな泥船であったとしても、西郷は船から降りることは出来なかったのです。

幕末・明治の矛盾を自分の命で清算したのが西郷。
そして、それを一番わかっていたのが大久保でした。

そして、大久保は西郷を討った政府の責任をとって暗殺されます。

この時、明治維新の幕は下りたのでした。



で、今の時代に西郷は必要?
う〜ん、どうなんでしょうか?
でも、西郷がいたら・・・命がいくつあってもたりない!!というのが、諸先生方の意見でした。

どうなのかなあ。。。

佐幕派の好きな私としては、維新の人にドラマチック性は望んでいないのですが、この人は、ドラマチックに人生を送った人だなあ。。。と、思いました。揺れるハート

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posted by ちゃーちゃん at 09:20| Comment(0) | BS歴史館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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