2011年11月28日

池上彰のやさしい経済学

「池上彰のやさしい経済学」第二回〜お金はなぜお金なのか〜です。

今回は、どうしてお金が誕生したのか?1万円と書いた紙がなぜ1万円なのか?なぜ1万円の買い物ができるのか?ということを教えてくれます。

なぜ、そんなことができるのか?それは、みんながお金と思っているから。国がそういっているから。みんな国を信用しているから。つまり、それは、共同幻想を持っているからです。

では、どうして紙切れがお金になったのでしょうか?

大昔は、物々交換でした。これは、欲しい人同士がめぐり合わないと成立しません。それは、大変難しいのです。

そうして出会いの場を求めて・・・人々が集まって物々交換するようになります。これが、「市の成立」です。

そうして物々交換から、物品交換へ変わっていきます。その物品は、日本など米を主食とする地域では「稲」(後の値)や「布」がとりあえずの仲立ちとなります。

中国ではコヤスガイがその役割をしました。それが、お金の始まりです。だから、お金に関する漢字には・・・買・貴・貯・財・資・貧などには貝の文字が入っています。

古代ローマでは、兵士に給料を貴重な塩で払っていました。塩=Salariumが、Salt(塩)や、Salary(給料)と、変化したのです。

それが、加工しやすい金・銀・銅になりました。はじめは装飾品だった金属が、貨幣へと変化したのです。

しかし、経済が発展すると、困ったことが起こりました。貨幣だと大量にジャラジャラと持ち歩けないのです。

そこで、両替商が誕生しました。預り証をだして、それを物品と交換し、預り証を両替商のところに持って行くと金と交換するというシステムが出来上がりました。

この預り証が出回り・・・紙幣の元となりましたが、金と交換できるというのが、条件でした。

日本ではこの両替商は、明治時代に銀行となりました。時代は金融不安・・・その中、あちこちで取り付け騒ぎが起きるようになります。
当時の紙幣には「此券引換ニ金貨拾圓相渡可申候也」と書かれていました。

このような紙幣のことを兌換紙幣といいます。
これは、世界どこでも金に交換できるという金本位制度の下に成り立っていました。この弊害が出てきたのです。
だから、沢山の銀行が倒産しました。


そこで、信用できるひとつの銀行で、預り証を発行しよう!!ということで、

1882年10月日本銀行開業。(日本銀行法で設立された認可法人。国有ではありません)


でも、経済が発展してくるとお札が足りなくなってきました。そこで、

1932年金本位制の廃止。
高橋是清大蔵大臣が、「金貨兌換停止に関する緊急勅命」を施行しました。

ここに、現在に至る共同幻想によるお金の価値ができたのです。お金がお金となった瞬間でした。

お金には2種類があります。紙幣と硬貨です。

この紙幣は、日本銀行が発行していますが、硬貨は、国が造幣局にて造って発行しています。500円硬貨は、鋳造費43円で、硬貨発行益が457円になります。これが、国の収入となります。

これは、ユーロも同じで、紙幣は欧州中央銀行が発行し、貨幣はそれぞれの国が造っています。

お金を元に銀行ができました。この銀行の役割とは何なのでしょうか?

それは、ひとつはお金を融通すること。つまり、金融です。
お金の余っているところから、足りないところに融通する。お金を動かす。それが、銀行の仕事です。

経済の中では、極めて大切な仕事です。

預ける方は、タンス預金では増えないし、でも、ちゃんと返してくれるところに貸したい。そして、貸して欲しいという事業主なんかを審査して貸すのが銀行、つまり、二つの顧客の仲立ちなのです。こうやって、世の中のお金が動いているのです。
つまり、基本的な銀行の収益の仕組みは、融資で得た利息−預金者に払った利息=銀行の収益となるのです。

では、消費者金融の利息が高いのは・・・。

銀行の場合は、お金を借りる時に土地・建物などの担保を設定しています。でも、気軽に借りることのできる消費者金融は、担保はありません。便利な反面、借主に逃げられる可能性も高いので、金利が高くなっているのです。

銀行には、信用構造機能があります。預かったお金を借りたい人へ貸すと、そのお金はどんどん増えていくのですが、現在のようにかししぶると、世の中のお金が減っていってしまうのです。

また、中央銀行には、最後の貸し手という役割があります。
例えば・・・。

1995年木津信用組合が多額の不良債権のため経営破綻してしまいます。原因は、沢山の不動産会社への貸付がこげついたためでした。
このとき、日銀特融により、最大9105億円が融資され、預金は全額保護されました。

同じく1995年7月31日コスモ信用組合が経営破綻したときも、1980億円融資し、

1997年11月17日北海道拓殖銀行が経営破綻した際には、2兆6771億円も融資、預金も全額保護されました。

だから、最後の貸し手と呼ばれるのです。


では、なぜ、同じように働いているのに給料に差が出るのでしょうか?
それは、価格というものが、需要と供給で決まるからです。たとえば、医者になるためには6年間も大学に行き、国家試験に通らなければなりません。
だから、希少価値があり、需要が高まるのです。

わかっているけれど、なかなか難しいです。

でも、資本主義経済の中で生きているのだから、皆さん経済の一翼をになっているのでしょう。


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posted by ちゃーちゃん at 14:42| Comment(0) | 池上彰 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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