2013年02月10日

「ブルース・リー “ドラゴン 和を究める闘い”」

今回は私の大好きなブルース・リーです。黒ハート

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主演映画は、死後に完成させたものを含めてもわずか5本。
32歳という若さで亡くなったものの、死後40年たっても人々の記憶に強烈に焼き付いています。

1999年のタイム誌が20世紀人々の記憶に残る人物20人に・・・唯一、アジア人が選ばれています。ブルース・リーの肩書は、「ザ・グラディエーター・闘いによって記憶に残った英雄」です。
どうしてこのように記憶に残ったのでしょうか?

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鮮やかな連続技、鋼の肉体美、怪鳥音・・・
そして・・・武道の世界を革命的に変えた男です。
ジークンドー・・・あくまでも実践を想定し、相手が防御できないスピード・・・全身の力を拳に!!

その奥義は・・・“水になる”

1940年アメリカ・サンフランシスコに生まれます。
中国名は李振藩。母は中国とドイツの血をひき・・・父は中国人俳優でした。
アジアとヨーロッパの血が流れていました。
少年時代を送っていたのは香港。李小龍という名で父と俳優でした。
子供のころから有名人でめっぽう強かったと言います。

しかし、13歳のある日・・・中国拳法の使い手に負かされてしまいました。

「強くなりたい!!」

クンフーの達人葉門(イップマン)に師事します。
それは、詠春拳。
相手の動きに合わせて流れ・・・弱点を見つける!!
流れるような動きで自然に動けるように!!
リラックスし、相手に沿わせて動く!!

強くなっていくブルース・・・
しかし、18歳の時、門派のとの果し合いで、相手にけがを負わせ・・・警察沙汰になってしまいました。
ブルースの将来を心配した両親は・・・アメリカ・シアトルへ。
ウェイター、チラシ配りをしながら語学を学び、大学に通います。
アメリカでクンフーを教える第1人者になる!!
それが夢でしたが・・・当時はクンフーは他の民族には教えてはならない秘伝の技でした。
それが、暗黙のルールでした。

しかし、ブルースはそれを破ります。
1961年振藩國術館開設。
白人・黒人・アジア人・・・分け隔てなくカンフーを教えることは、ブルースにとっては普通のことでした。
その上、ボクシング・レスリング・柔道・テコンドー・キックボクシング・フェンシング・・・様々な格闘技の優れた技術を取り込みます。

「学ぶということは、絶え間のない発見をし続けるということです。
 私たちがいかに古い方法にただ従えば、何百年も前から伝えられたものの単なる繰り返しになってしまいます。」

ブルースはトレーニングにも新しい方法を・・・
近代的なウェイト・トレーニングを導入します。プロテイン・ビタミンなども試します。
実戦で勝つためにはいろんな方法をとりいれました。
これが・・・独自の道、ジークンドーを生み出していくのです。

リサーチする・試す・創る・・・3つの繰り返しによって、自分に合うものを見つけるのです。
「陰と陽・・・自分の中に調和を生み出すこと。学んだことを自ら発展させ進化することが可能になる」

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それが、ブルースの目指した境地でした。
シアトルには今も遺志を受け継ぐ道場があります。

最初は古典的なクンフーでしたが・・・
水の流れのように・・・自分の体に流れている血のように・・・
あらゆる形を変えながら本質は変わらない・・・それが、ブルースの求めていたものでした。

「心を空にしなさい。形を捨てて 水のように
 水をコップに注げばコップに
 ビンに注げばビンに
 ポットに注げばポットに
 水は流れることも出来るし砕くことも出来る
 水になれ 友よ」

水になれ・・・そこからは様々なものを取り入れて変えていく柔軟さ
自分の目的をまっすぐに貫く強さ・・・

ブルースは読書家でした。
初心者は・・・体の使い方、心の有り様を会得できておらず、全てがバラバラ・・・
そこから原理原則を学び反復練習をし基本が出来上がります。それを水の流れのように自分自身の個性に沿うように変化させていくと、やがて空の境地に・・・。
無意識のうちに体が動き適切な動きが出来る状態に。。。
これが、ブルースの目指したジークンドーなのです。
究極的には自分に勝つ、調和と幸せを思っていました。
水のように生きるのは永遠のテーマ・・・自分に繋がるテーマなのです。

ブルースは、アメリカのテレビドラマで準主役をすることになります。
それは、“日本人・カトー”。
1966年に放送された「グリーン・ホーネット」ここで東洋の武術の達人を演じます。
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25歳のブルースは、一躍注目を浴びます。
加藤役を得たブルースは、1966年にロサンゼルスに拠点を移し、俳優の道へ。。。
ロスに新しく道場を開くと有名人が入門。スティーブ・マックイーン、ジェームズ・コバーン・・・人脈が増えていきます。

しかし・・・このカトー役に不満を抱いていました。
素顔をほとんど隠した仮面、ほとんど話すことはありません。
当時のハリウッドは、アジア人が主役や監督になるのはありえない時代でした。
アジア人が個性を発揮できる道はありませんでした。

そこで、弟子のジェームズ・コバーンとアクション映画を企画します。
しかし、政策中止・・・
クンフーの達人が主役のテレビシリーズも・・・主役は白人。。。
カトー役以来、4年間で映画1本・テレビドラマ4本。
殆どが端役でした。ブルース、すでに30歳・・・
アジア人ではスターになれない・・・

1971年、拠点を香港に移します。
クンフー映画のおひざ元へ・・・

あのカトーで名をはせた李小龍が帰ってくる!!

盛り上がる香港。
1971年10月公開「ドラゴン危機一髪」
ドラゴン危機一発 エクストリーム・エディション [Blu-ray] / ブルース・リー (出演); ロー・ウェイ (監督)
ドラゴン危機一発 エクストリーム・エディション [Blu-ray] / ブルース・リー (出演...

ブルースの迫力に観客が驚きます。
一撃必殺だったからです。
次々と出るキック!!
この映画は、香港映画史上空前の大ヒットとなります。

1972年3月公開「ドラゴン怒りの鉄拳」
ドラゴン怒りの鉄拳 エクストリーム・エディション [Blu-ray] / ブルース・リー (出演); ロー・ウェイ (監督)
ドラゴン怒りの鉄拳 エクストリーム・エディション [Blu-ray] / ブルース・リー (出...
鍛え抜かれた肉体で、日本人武道家と戦います。
怪鳥音・ヌンチャクもこの映画からです。

1972年12月公開の「ドラゴンへの道」では・・・製作・監督・脚本・主演・武術指導の五役に挑戦します。
ドラゴンへの道 エクストリーム・エディション [Blu-ray] / ブルース・リー (出演); ブルース・リー (監督)
ドラゴンへの道 エクストリーム・エディション [Blu-ray] / ブルース・リー (出演)...

クライマックスは、コロッセオでの7分間の死闘・・・
世界の映画史上最高の格闘シーンと言われる名場面です。

この3作とも、香港だけではなく東南アジアでも大ヒット、わずか1年でトップスターに駆け上がります。

その声は、ハリウッドにも伝わりました。
そして、ハリウッドから映画の共同制作が持ち込まれます。

1973年8月公開「燃えよドラゴン」です。
燃えよドラゴン [Blu-ray] / ブルース・リー, ジョン・サクソン, アーナ・カプリ (出演); ロバート・クローズ (監督)
燃えよドラゴン [Blu-ray] / ブルース・リー, ジョン・サクソン, アーナ・カプリ ...

ハリウッド側にとっては、アジア人の作品がどれだけ通用するのか?な作品でした。
当初の製作費は50万ドルの低予算映画。
ところが・・・全米で公開されるや否や、アメリカ全土でも大興奮。アメリカで4週連続興行収入第1位・2500万ドルの大ヒットとなりました。
ブルースは、アジア人初の大スターとなったのです。


ブルース・リーと妻・リンダが出会ったのは、学生時代。
1964年に結婚します。人種の違いを理由にリンダの家族は猛反対したそうです。
しかし、調和を大切に、努力をしました。
強くて、優しくて、情熱的な父は二人の誇りでした。

家族であれ社会であれ、人は個性の絆で等しく結ばれるべき・・・
1973年最大のチャンスが!!
「燃えよドラゴン」です。
この作品は、アメリカと香港の共同制作。
白人の監督をはじめ・・・いろいろの人種の混成部隊でした。
東西のスタイルの違い、言葉の違い・・・ちょっとしたことでトラブルとなっていました。
しかし、ブルースの存在は圧倒的でした。

現場の調和を求めながら、決して折れることがなかったのが格闘シーン。
闘いの全てを自ら演出。
自分の追い求めた武道を映像に残そうと追求します。

手ごたえを感じた映画会社は予算を追加、大規模な宣伝をします。
1973年7月上旬「燃えよドラゴン」遂に完成!!
しかし・・・1973年7月20日ブルース・リー死去。
32歳の若さでした。脳浮腫でした。
ブルースが「燃えよドラゴン」の大ヒットを知ることはありませんでした。


「自分は人間だ
 偉そうに言うつもりはないが
 天のもと 人類はひとつの家族だ
 ただ 人はそれぞれ違うけどね」

心の調和と幸福・・・和を大切に。。。

シアトルに、ブルースは眠っています。
墓に刻まれているのは・・・
生涯をかけて求めた“ジークンドーの精神”。
ブルースの心を受け継ぐ道場では、今でも若者に受け継がれ、自分自身を見つめ、自分を信じ・・・若者たちに受け継がれていました。


ブルース・リー・・・カッコいいですね。揺れるハート
今回は、映画ブログの方に載せたいぐらいでした。揺れるハート
私はジャッキー・チェンの時代の人間で、もちろんジャッキー作品で育ってきましたが・・・
本当にカッコいい人は、いつの時代もカッコいいですね。
そう、私の中では若くして亡くなったジェームス・ディーン、マリリン・モンロー、ブルース・リーは永遠なのでした。黒ハート

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posted by ちゃーちゃん at 12:06| Comment(0) | 追跡者 ザ・プロファイラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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