2013年01月18日

日本の海に新エネルギー・知られざる海洋発電

拡大する世界の再生可能エネルギー ―脱原発時代の到来― [単行本(ソフトカバー)] / 和田 武, 木村 啓二(第5章共同執筆) (著); 世界思想社 (刊)
拡大する世界の再生可能エネルギー ―脱原発時代の到来― [単行本(ソフトカバー)] / 和田 ...

日本国内の潮の早いところにスクリューを!!
日本は、世界6位の海洋大国・・・海に日本再生の宝が眠っています。
四方を海に囲まれている日本には、うってつけの発電方法です。
海のエネルギー源には・・・潮流・海流・波・風・・・があります。

今年は海洋発電元年になるかもしれません。
この研究で進んでいるのが同じ島国イギリスの“海洋発電”です。

オークニー諸島へ・・・
大小70ほどの島々からなっています。
この最果ての島には・・・世界的に有名な遺跡・スタンディング・ストーンがあります。
人口が約2万人で、世界遺産の観光が中心です。

しかし、ここが新エネルギーの沸騰地でした。
イギリス企業が潮流発電を利用・研究しているのです。
この海域は、潮の流れが速く、潮流発電にうってつけです。
アイルランドの企業も実験しています。
他にも、オランダ・スェーデン・シンガポール・・・計6か国13企業が実証実験しているのです。

発電方法は、潮流以外にも・・・波力発電も。
波で発電。。。波のうねりを受けてピストンを動かし、タービンを回すというものです。
島国ならではの可能性です。

日本企業も目をつけています。
川崎重工です。
イギリス政府が40億円を投じて設立した”欧州海洋エネルギーセンター”でプロジェクトに参加します。
川崎重工が開発するのは、“潮流発電”装置。
この秋から、全長20mの実験機を設置する予定です。
その実験が成功すれば、ビックビジネスにつながるのです。

このオークニー諸島は、発電に協力することによって2020年までに原発2基分の電力を計画しています。

2012年11月の国際潮流発電サミット。日本にはあまり馴染みがありませんが・・・世界から350社が参加しています。

海洋発電を国家プロジェクトにしているイギリス・・・
ロンドンのブライトリングシーには、丸紅の文字が。
丸紅は地元の発電事業に250億円を出資、イギリスの発電事業に参加しています。

丸紅が手掛けるのは。。。海の上の巨大な風車・ガンフリートサンズ風力発電所です。
高さ130m48基・12万世帯分の電力を発電しています。
これらを日本で使おうとしています。

イギリスではすでに1000基の風力発電があり、原発2基分を供給しています。
これらすべては国策です。
さらに2020年までに原発18基分を洋上発電で賄おうと・・・建設する予定です。
2030年までに47基分に・・・エネルギー革命になるかもしれません。


他にも、海洋温度差発電・塩分濃度差発電・・・差があるところにはエネルギーが生まれます。

洋上風力発電は・・・
イギリス・・・・・51%
デンマーク・・・・21%
中国・・・・・・・6%
オランダ・・・・・6%
ドイツ・・・・・・5%
その他・・・・・・11%
2012年の全体発電能力は、4096MWこれは、原発4基分に当たります。

どうしてこんなに頑張っているのでしょうか?
それは、EU共通目標として再生可能エネルギーの割合を20%に・・・ということと、北海油田の枯渇があるからです。


太平洋に面した千葉県銚子市・・・
銚子市内には、地上の風力発電所が34基あります。
国内トップクラスの漁獲高を誇る地域が・・・
銚子沖3キロのところに海上風力発電・・・日本初です。
海面から126mもあります。
これ1基で1200世帯分の発電能力があります。

洋上風力のメリットは???
第1に環境問題。陸上の場合には、低周波による影響が出てきます。
イギリスよりも水深の深い日本・・・コスト面で限られた場所にしか作られないのが現状ですが・・・

福島県で行われた再生可能エネルギー産業フェアでは・・・
風力発電・太陽光発電・・・で復興しようとしています。
洋上風力・・・日本でも自然エネルギーの比率が増えるように。。。

丸紅の風力発電機は、浮体式・・・水に浮いている浮体式洋上風力発電です。
深い海でも設置することが出来ます。今年の夏から福島の海に3基作る予定です。
復興予算200億円で実証実験するのです。
完成すれば世界初の浮体式洋上風力発電所になることでしょう。
広野火力発電所は、今、逼迫した電気にフル稼働しています。
海底ケーブルでここまで運んでくる予定です。

しかし、現状はとても高コスト。このコストをどこまで下げることが出来るのか?
それがこれからの課題です。

海洋発電で造船業復活?
1995年には世界の41%のシェアを占めていましたが・・・
2011年には、ダントツで中国・韓国・日本は3位の19%でしかありません。
しかし、海洋発電で新しい道を探ることが出来るようになるかもしれないのです。

福島沖の浮体式を手掛けるのは、三井造船・三菱重工業・IHIなど・・・造船メーカーです。
そして、この風力発電機のパーツは、2万〜3万点・・・広く産業を活性化できるかもしれません。

しかし、圧倒的に高いハードルは・・・漁業権です。
政府がもっと一丸となってくれなければいけません。

内閣府総合海洋政策本部は、アジア初の海洋発電実験場を設立、2014年の稼働を目指しています。
その候補地として岩手県が手をあげました。
三陸の海に実験場は出来るのでしょうか?
悲劇の海を・・・復興の力に・・・!!!

ここに海洋発電の実験場が出来れば、雇用も生まれ多くの人が集まり・・・復興につながることでしょう。
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posted by ちゃーちゃん at 13:03| Comment(0) | 未来世紀ジパング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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