2013年01月15日

「マリー・キュリー 科学愛こそ私のプライド」

マリー・キュリー・・・男尊女卑のいばらの道を切り開いた科学者です。

マリー・キュリー フラスコの中の闇と光
マリー・キュリー フラスコの中の闇と光

今から100年ほど前、放射能の研究で、女性で唯一、2度のノーベル賞に輝きました。
女性の社会進出がまだ少なかった時代に、どのようにして成功したのでしょうか?

ノーベル賞は、マリーが受賞したことで注目されだした賞でした。
ノーベル賞をここまで有名にしたのは、キュリーです。


マリーの直筆のノートには・・・
放射線が残っている物もあり、マイクロフィルムでしか閲覧できないものもあります。
実験ノートには・・・600ページに及ぶ記録があります。
もう一つは育児ノート。
実験と育児に追われた日々を、人生で最も幸せな時間だったと振り返っています。

早朝、朝食の支度をし家族一緒に食事をした後、仕事に取り掛かりました。
当時、マリーは無名の研究者、夫のピエールは将来を期待された科学者でした。
馬小屋と呼ばれる粗末な劣悪な実験場所で、しつこいまでに完璧な研究をしていたようです。

昼食もろくにとらずに研究します。
義父の協力もあり、家族の深いつながりの中、仕事に打ち込んでいました。

帰宅すると、晩御飯の用意をし、娘をお風呂に入れて・・・
育児日記をつけるのでした。
科学者としても母親としても完ぺきを求めたような感じがします。



この何でもこなそうとするプライド。
マリーが幼いころ、家には父の実験器具がありました。
父は、数学と物理の教師だったのです。
実際に器具に触れたのは21歳の時でした。

マリーは1867年、ポーランドのワルシャワに生まれます。
5人兄弟の末っ子で、両親は教師でした。
当時ポーランドは、ロシア・ドイツ・オーストリアに占領され、マリーの住むワルシャワはロシアの一部でした。
ロシアの命令で、ポーランド語や母国の歴史を学ぶことが禁止されました。
小学校のマリーは2学年も飛び級するほどの秀才でした。
監視にやってくるロシア人に授業内容のチェックのために答えさせられていました。
話したくもないロシア語で、尊敬もしていない歴代皇帝の名前を暗誦します。

強い自覚を持ったポーランド人だったマリー・・・

父のヴワディスワフも大きな侮辱を受けます。
物理と数学の教師でしたが、ロシア人の校長と対立し、逮捕されてしまいます。
家にあった実験器具・・・それが再び使われることはありませんでした。

そんな中、マリーを支えたのは、秘密のノートです。
ポーランドの詩人の詩集の写し・・・
ポーランドが大国として栄えたのは、16世紀から17世紀。
その礎を築いた人たちの叙事詩です。
このノートは、マリーが10歳の時に亡くなった母が書き写し、残したものでした。
マリーは、このノートから、ポーランド人としてのアイデンティティと伝統を学んだのです。

マリーは15歳で高校を首席で卒業します。

しかし、当時のワルシャワでは女性の大学進学は認められていませんでした。
マリーは、秘密の教育組織・移動大学で学び始めます。
移動大学とは、個人宅や集会所で女性に勉強を教える組織です。

そんなマリー、21歳の時に転機が訪れます。
移動大学だった工業農業博物館で初めて実験を体験します。
それは、“蒸留”です。
その驚くべき現象に、喜びを感じたのです。
もっと科学の勉強を極めたい!!家庭教師をしながら24歳でフランス・パリにあるソルボンヌ大学へと進学します。
最先端の科学を学ぶことで、祖国に貢献しようと研究に明け暮れる日々が始まりました。


ポーランドに戻って先生になるはずだったマリー・・・。
結婚してフランス国籍となってしまいます。

ピッチブレンド・・・黒い石です。ウランをはじめ、強い放射性物質が含まれています。
この石が、彼女の人生を変えていきます。

ソルボンヌ大学では、物理の学士試験1位・数学の学士試験2位という成績を修めます。
その頃であったのが、ピエール・キュリーです。8歳年上の新進気鋭の科学者でした。

1895年7月に結婚。

研究にまい進する2人は・・・この頃アンリ・ベクレルが発見した奇妙なエネルギーでした。
ウラン鉱石から見えないエネルギーが出ている!!
目をつけたのが、ピッチブレンドでした。
これまで発見されていない元素があるのではないか???
2人は元素を発見しようと、一つずつ分離していくのですが・・・できません。
そして、3年9か月・・・新たな元素を2つ発見しました。
一つはラジウム、もう一つはポロニウム。
2人の発見は、特定の元素がエネルギーを発するということを証明します。そして、放射性に伸びていくことから放射能と名付けたのです。

この放射能の発見で、1903年12月ノーベル物理学賞を受賞します。
2人は、世界に名をはせる科学者となりました。

1911年11月4日の新聞にマリーのスキャンダルが載りました。
“恋の物語 キュリー夫人とランジュバン教授”
マリーが、妻子ある男性と不倫にあるというものでした。

その5年前、マリーは悲劇に見舞われます。
1906年夫・ピエールが交通事故で死亡、それを引き継いで、女性初のソルボンヌの教授に就任しました。
ポール・ランジュバンは、ピエールの愛弟子でした。
きっかけは、ランジュバンからの身の上相談でした。
このランジュバン、「私がいなければ、ランジュバンが“相対性理論”を発見しただろう」と、アインシュタインに言わしめた男です。

その才能に惚れこんでしまったマリー・・・。
大学の近くのアパートで密会をする日々・・・。
スキャンダル発覚から3日後の11月7日、マリーに2度目のノーベル賞が決定します。
ところが・・・スキャンダル報道だけが過熱します。
そして、11月23日マリーに追い打ちをかけます。
2人の手紙の内容が盗まれ、掲載されてしまったのです。

12月1日、ノーベル賞を決定するアカデミーから手紙が来ました。
「不倫が事実と証明できないのであれば、ノーベル賞の受賞を辞退するように」と。

マリーは返事を書きます。
「賞は、ラジウムの発見とポロニウムの発見に対して授与されました。
 科学的業績と、私生活との間には何の関係もないと思います。
 科学的業績の評価が、個人の生活の中の中傷や誹謗の影響を受けるという考えには原則として承服いたしかねます。」

12月10日マリーは受賞式に参加、世界初の2度目のノーベル賞を受賞したのです。

3年後、第1次世界大戦が勃発。
フランスはポーランドを占領していたドイツ・オーストリアと戦い始めました。
負傷した兵士たちを放射線で治療できないだろうか???
と、思ったマリー。

目をつけたのがX線でした。
マリーは、X線を乗せた車を開発し、たくさんの人の治療に当たりました。
前線で展開した車や病院でX線治療した人は、100万人に上ると言われています。

1918年ドイツの敗北で第1次世界大戦が終結しました。
その後、ヴェルサイユ条約では、民族自決が詠われました。

その結果、123年ぶりにポーランドが独立します。

終戦後マリーは、研究を再開します。
しかし、この頃から放射線が人体に及ぼす危険性が明らかになっていきます。
しかし、マリーはそれを認めず・・・
放射線は人間の未来を切り開く・・・そう思いながら、1934年7月、マリー・キュリー死去。死因は、放射線被ばくによる白血病と言われています。

1934年7月6日マリーは、夫ピエールの墓地に埋葬。
亡骸はピエールと共に埋葬してほしいと、言っていたそうです。

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第二回「やむにやまれぬ心」

鉄砲に夢中になる八重・・・おとっつあんからまたもや怒られています。
「ならぬことはならぬ・・・!!」
両親から砲術への思いを断つよう厳しく諭されています。

男の子たちはお勉強、女の子たちはお習字と女性としてのたしなみを勉強していますが・・・
八重はやっぱり砲術のことばかり黒ハート
お師匠さんにも怒られてしまいます。
仮名だけでは、鉄砲の本は読めないのです。失恋
男の子に漢字を聞いていますが・・・少年は、女の子と口をきくと”しっぺ”だそうですよ。


嘉永7年。幕府は日米和親条約を締結。。。下田と函館が開港しました。
ペリーと会う象山・・・どうなるのでしょう?

八重の兄・覚馬は、黒船に憑りつかれたようです。揺れるハート


「何もできねえうちに黒船は伊豆の下田に行っつまった。
 談判が済んでメリケンに帰れば、もう手も足も出ねえ。
 なじょしたもんか…。」

と、考えているところへ、豚が塾に入り込んできました。あせあせ(飛び散る汗)
その豚を追ってきたのが、なんと少年の新島七五三太、そう、新島襄ですね。
新島襄と、覚馬の運命の出会いです。

って・・・この画面に何気に、八重の前の夫・川崎尚之助と、後の夫新島襄が黒ハート入ってるよ。

おまけに、西郷どんも登場。吉川晃司さんです。
なかなか豪華な展開です。
どんな感じになるのでしょうか??楽しみ黒ハート


どうしても黒船に乗ろうとする覚馬を止める尚之助・・・
でも、
「むちゃしねえと何も始まんねえべ。
 断固として事を行う時、人は皆狂気だ。」
と、寅之助の言葉を思い出しています。

「狂気っつうのは、やむにやまれず命懸けるって事だべ。
 それぐらいの熱がねえど、黒船には太刀打ちできねえ。」

「しかし・・・なぜそこまで・・・!!
 会津の為ですか・・・??」と、尚之助。。。

「会津には海がねえ・・・
 そっだのに、蝦夷や上総など海の警護さ任されてきた・・・
 今は、品川砲台だ!!
 いざというときは、先陣切って黒船とも戦わねばなんねえ・・・
 敵の力がなじょなもんか分かんねえままでは戦いようもねえ・・・!!」

佐久間象山の塾で会津に先んじて西洋の技術を貪欲に習得していく他藩の動きを知り、焦っていました。


尚之助「分かりました。では私も参ります。」

覚馬「えっ?」

尚之助「お供します。一緒に黒船に乗りましょう!」

覚馬「簡単に言うな。捕まっと死罪だぞ。」

尚之助「私だって蘭学者の端くれです。
    西洋の技術の固まり、この目で見てみたい。
    それに覚馬さんと一緒ならうまくいくような気が致します。」
    では決まりです!出立はいつに致しましょう?
    もう止めても無駄です。
    ここに火が付きました!!!」

先週からのいいコンビ。これが、幕末まで続くのですね。楽しみです。黒ハート

でも。。。
国禁を犯すんだから、会津にもお家にも迷惑のかからない様に・・・脱藩して、勘当してもらわないといけません。。。と、考えているうちに。。。

yae.png

と、場面は八重。
鉄砲撃ちに連れて行ってもらっていますが・・・

「息の根を止めたのは鉄砲の弾だ。
 弾に急所さ射ぬがれたら必ず死ぬ。
 鳥も獣も、人間もだ。
 鉄砲は武器だ。殺生する道具だ。
 戦になれば、人さ撃ち殺す!!」

と、父に鉄砲の怖さを教わってます。
立派な武士でなければ、鉄砲うちにはなれない・・・
女子では・・・駄目だ・・と、きつく言い渡されてしまいました。

「糸繰りは何のためにやる?
 機を織る為だべ・・・
 一家の着物をそろえるのは、女子の大切な役目だからなし。
 んだば、鉄砲は何のためにやる?
 鉄砲を撃つのは、女子の役目じゃねえ・・・
 そんなんなんねえわけが、八重にはなんし・・・」

男の仕事・・・そして女の仕事・・・その大切さを父と母から教わった八重。
何を想って糸繰りをしているのでしょう???


佐久間象山に奉行所から呼び出しが・・・
吉田寅次郎がアメリカへの密航を企て、

「意見は百聞を超ゆ 
 知者は機に投ずるを貴ぶ・・・」
という手紙を象山が送っていたのです。
象山がそれをそそのかしたとして捕縛される事件が勃発。

「海外渡航を禁ずる法などもはや意味をなさぬ。
 港を開いた今、諸外国の事情を探索する事こそ急務。
 寅次郎は、国を思いやむにやまれぬ心で渡航を企てたのでござる。
 それを捕まえて罰する。。。
 なんたる大ばかか!」

と、言ってしまった象山も、寅次郎も・・・半年後それぞれの国許で蟄居となってしまいます。

先を越されてしまった覚馬と尚之助・・・
象山の塾も、人がいなくなってしまいました。。。
勝海舟の元へ行くことになった二人。


照姫登場です。出戻ってきました。失恋
この照姫と容保・・・血のつながった姉弟ではないので・・・
容保も敏姫(松平容敬の娘)と死別していたので、2人の間に婚儀・・・という話もあったらしいのですが。。。頭もよく、何でもできるたぐいまれな美貌の持ち主だったそうですが、白虎隊〜敗れざる者たち〜では、正室のように振る舞っていて・・・
それってどうよ!と思いましたが・・・
仲は良かったようです。これからどうにかなるのでしょうか???


会津へ戻った覚馬は、大きな米俵を持ち上げて男と競争に興じる八重の姿を見て驚きます。

yae2.png
ああ・・・もう、綾瀬はるかさんになってしまっています。
もうちょっと、子役・八重を見ていたかったのにな・・・失恋

おまけに・・・八重が砲術の知識を深く習得していることを知った覚馬は胸を打たれ、

しかし、父は・・・

「八重は力もある。胆力でも男に負げねえ。仕込んだら物になんべ。
 んだげんじょ、それが何になんだ。
 今でせえ 世間並みがら外れたおなごだ。
 この上、鉄砲なんぞやったら物笑いの種だ。。。
 ヘボならばまだいい。
 いい腕になったら困んだ。。。
 おなごが鉄砲の腕振るう場所はどごにもねえ。。。
 いずれ・・・切ねえ思いする・・・。」

父親としては、当然の・・・娘の幸せを想う気持ちですが・・・
でも、鉄砲やってたから生き残ったんだよね、八重黒ハート


でも・・・どうしても思いを断ち切らなかった八重・・・


そうして覚馬は八重に鉄砲を持たせ。。。

「構えて見ろ!!
 重いか・・・それが鉄砲の重さだ。
 命のやり取りする武器の重さだ!!
 にしは侍の娘だ。
 始めっと決めだら極めるまで引ぐ事は許さねえ。
 弱音吐ぐ事も許さねえ。
 また、極めたところで誰が褒めでぐれるという事もねえ。。。
 嫌なら今すぐ銃を置げ。
 覚悟はいいな!?」

八重に砲術の手ほどきするのでした。

本当に、俳優陣をとっても歴史上の人物にしても豪華な顔ぶれで嬉しいです。黒ハート
この人々も、明治維新を挟んで変わるのでしょうが、勿体ないですね。失恋

解りやすくって、でも、史実も織り交ぜて・・・
ドラマを見たい人も、歴史を見たい人も、良い感じに仕上がってるんじゃないでしょうか?

綾瀬はるかさんが出てきました。
キャピキャピ(って死語???)な大河にならない様に、落ち着いた仕上がりになることを祈ります。黒ハート

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posted by ちゃーちゃん at 11:16| Comment(0) | 八重の桜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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