日本のおよそ1.6倍の面積で、4600万人が住んでいます。
1991年にソビエトから独立しました。
首都はキエフ。
1500年の歴史を持つ古都で、およそ280万人が暮らす政治、経済、文化の中心地です。
1986年4月チェルノブイリ原発事故がありました。
あれから26年、キエフから北へ160q・・・そのチェルノブイリは今???
立ち入り禁止となっている30km圏内には、検問所があります。
許可書がないと入れません。
市内は、居住は禁止されていますが、原発の処理作業員が3000人、2週間交代で寝泊まりしています。
当時、爆発を起こしたのは4号炉。
コンクリートの壁で固められています。
当時のソビエト連邦の最先端技術が詰まったコントロールルームでは、作業員が、全て手作業で、年末年始もなく働いていました。
4号炉に近づくと、線量計の数値が上がります。
今でもたくさんの放射線を放っています。
作業員が、処理作業を頑張っていますが、ここに人が住めるようになるにはあと1000年以上かかると言われています。
チェルノブイリ市内には、事故で無くなってしまった村や町の名前が掲げられています。
ウクライナ、ベラルーシを含めてたくさんの町が無くなってしまいました。
そして・・・核燃料の冷却水用の人工池・・・汚染水が放置されていました。
ウクライナでは、今でも4つの原発で15の炉が稼働しています。
チェルノブイリの後・・・原発の有無に関しては・・・
新設工事がストップしたことはあるが、廃止の動きはなかったようです。
しかし、福島のような災害による事故は想定されていないので、安全性をさらに追及していくそうです。
現在も、新たな炉も建設中・・・ウクライナの炉は増え続けています。
チェルノブイリから、私たちが学べるのは・・・
原発事故発生から26年たっても何も片付かない・・・ということで。。。
今も、コンクリートを覆う、コンクリートを作ろうとしています。
このコンクリートは、100年もたせよう・・・という程度のものなのです。
そこに住む人たちは、原発について肯定的な人もたくさんいます。
そこには、日本ほど放射能についての知識がない・・・という現実もあります。
ソ連の時代は、反対すると逮捕でした。今も、あまり発言する権限はないのです。
日本は一体どうすればいいのでしょうか?
福島の事故が、どうして起こってしまったのか???
その検証はまだ終わっていません。
エネルギー政策を考えるためにも、福島原発事故をより詳しく検証する必要があるのです。
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