2012年12月05日

文房具大国 ニッポン  ガラパゴスなのに大ヒット、世界が驚くすごい技術

今回は、辛坊治郎さんです。

世界に類を見ない文房具がたくさんあります。

2009年コクヨが“ハリナックス”を発売。
針なしステープラー(ハリナックス)ハンディ8枚タイプ (SLN-MSH108LB)
針なしステープラー(ハリナックス)ハンディ8枚タイプ (SLN-MSH108LB)

ホッチキスの針のないもので、シュレッダーにかけるのが簡単です。
累計325万台も売れています。

“カドケシ”は、たくさん角のある消しゴム。
KOKUYO ケシ-U750-1 消しゴム[カドケシプチ]鉛筆用ブルー・ホワイト2色セット / コクヨ
KOKUYO ケシ-U750-1 消しゴム[カドケシプチ]鉛筆用ブルー・ホワイト2色セット /...

“風呂単メモ”は、水をこぼしても文字がにじみません。
クツワ 風呂単メモ SC221
クツワ 風呂単メモ SC221

そんな日本の文房具に、外国人は驚嘆しています。

日本の製品は、携帯電話に代表され・・・特化したものも多く、世界では通用しない・・・ガラパゴス化していると言われています。

ガラパゴス諸島は、南米エクアドルから900q沖合の島々です。
絶海の孤島軍なので、それぞれの動物が、独自の進化をしてきました。

チャールズ・ダーウィンは、このガラパゴス諸島で生態を観察し、進化論を発表しました。
その場所の環境や状況に合わせて進化したものに“ガラパゴス”という言葉が使われます。

主に日本では、“日本ではすごく普及しているのに、海外ではそれほどではないもの”を意味します。
具体的には、携帯電話・温水洗浄便座・カーナビ・軽自動車・・・

でも、文房具はそんな心配は無用です。

フランスで流行っているのは・・・パイロットの“フリクションボール”。
フリクションボール ノック 0.5mm 10色セット LFBK230EF10C / パイロット
フリクションボール ノック 0.5mm 10色セット LFBK230EF10C / パイロット

「消せるボールペン」です。
子供たちが流行らせいました。
2006年にフランスで発売、累計販売数は6000万本に上ります。
このペンがフランスで受けた理由は・・・
フランスでは、小・中学生でも万年筆が当たり前でした。
鉛筆と消しゴムは使えません。万年筆で間違えたときは、修正ペンで消します。
ところが・・・“フリクションボール”なら、1本でOKです。
今、約100か国で4億6000万本販売しています。
空前の大ヒット商品となりました。

この技術は、ガラパゴスでした。
愛知県名古屋市、消せるインクを開発したのはパイロットインキです。
特殊なインク「メタモカラー」を使用しています。

初めは、温度によって色の変わるインクの研究でした。
筆記用具のインクに使われるものではなく、アイデア商品に使われていました。
そして、60度以上で無色となるインクを開発したのです。
そのインクが、消せるボールペンを生んだのです。

日本より先に売りたいと申し入れたのが、フランスにあるパイロット社でした。
2006年にグローバルな商品が誕生します。


“フィットカットカーブ”今年のヒット商品です。

プラス フィットカットカーブS型 34−510 ブルー / プラスプラス フィットカットカーブS型 34−510 ブルー / プラス
どこまでいっても30度なので、あまり力を入れずに切ることが出来ます。
8カ月で150万本を販売しています。
海外へはこれから進出予定です。
日本では、毎月1000種類の新しい文具が売り出されています。
そして、より優れたものが、生き残っていっているのです。


アメリカでは・・・
主婦が熱狂しているのが“ケシポン”です。
プラス 早撃ちケシポン IS?250CM
プラス 早撃ちケシポン IS?250CM

一日で大量のダイレクトメールの届くアメリカ。。。
シュレッダーよりも楽・・・それがケシポンだったのです。
個人情報を守ってくれる文房具です。
2009年にプラスがアメリカで販売を始めました。
全米で、年間100万個売れています。

今、アメリカでは、個人情報の盗難被害が年間900万件、1日2万4000件と言われています。
さらに、もう一つの理由は・・・
アメリカ人は、気に入ったものはまとめ買いをして、お友達にプレゼントする習慣があるのです。「シェアリング イズ ケアリング」です。
そんな、アメリカの文化が後押ししたのです。

この商品、アメリカで売る予定はありませんでした。
2007年に日本で発売。
きっかけは、2005年の個人情報保護法でした。
当時は、シュレッダーやハサミが主流でした。
が、文房具メーカーが、文字で文字を隠したのです。
100種類以上試作をし、アルファベットを応用した文字列になりました。
日本では、1年で120万個の大ヒットとなり・・・
2008年オバマ大統領が、個人情報保護法を推進したのを機に、アメリカで発売したのです。

しかし、ケシポンには大きな悩みが出来ました。
ノックオフという模倣品です。
ケシポンはおよそ10ドル、模倣品はおよそ7ドルです。
同じような機能であれば、安い方へと流れていく・・・
そこで、決してまねのできない秘策を開発しました。
ローラー式を開発したのです。

PLUS 個人情報保護スタンプ ローラーケシポンワイド ピンク IS-510CM / プラス
PLUS 個人情報保護スタンプ ローラーケシポンワイド ピンク IS-510CM / プラス

薬の容器に書かれたシールには、個人情報がいっぱいあるので、ローラー式なら丸いビンにも押すことが出来ます。

アメリカ最大の通販専門サイトで・・・
紹介されたのは、ケシポンの新商品。
ツルツルの紙でも・・・丸い容器にも対応できていました。
7分間の放送で、2万2000個も売れました。

地道な研究開発と、経営の国際化・・・
ガラパゴス商品に、成功するカギがありました。

経営者も、それぞれの国に合うようにガラパゴス化することで・・・
日本の技術を持って、世界に通用する商品を開発していけばいいのです。


ガラパゴスで世界に打って出る・・・
そんな家電商品は・・・炊飯器。

6万円・・・10万円を超えるものまであります。
そこには“内釜戦争”がありました。
釜だけでなく・・・洗米してくれる機能までついているのもあります。
そこには、日本人の米に対するこだわりがあるのですが・・・

今、5万円を超える高級炊飯器の年間販売台数は、100万台以上。
高級炊飯器はガラパゴス???
しかし、これを武器にしているのが、象印魔法瓶。
一番力を入れているのが“極め炊き”79,800円です。
ZOJIRUSHI 圧力IH炊飯ジャー 【5.5合炊き】 NP-SS10-BP プライムブラック NP-SS10-BP / 象印
ZOJIRUSHI 圧力IH炊飯ジャー 【5.5合炊き】 NP-SS10-BP プライムブラッ...

売りは、7通りに焚き分ける機能です。
この商品をどこに売り込むのでしょう???

それは・・・台湾。
象印は、2002年に台湾に本格進出。
しかし、その頃台湾では一家に一台「大同電鍋」。
そこで・・・進出と同時に、サービスセンターを出しました。
日本の炊飯器はなじみのないものだったので、対面式のアフターサービスを始めたのです。
今や象印は26%を占めるようになりました。

そして、今、高級炊飯器を売ろうとしています。しかも、6万円で・・・。
本当に売れるのでしょうか?

これから挑戦が始まります。

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posted by ちゃーちゃん at 16:57| Comment(0) | 未来世紀ジパング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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