ミャンマー連邦共和国、面積は日本のおよそ1.8倍、人口は6200万人です。
1989年まではビルマ、1948年の独立以降、軍事政権時代を経て、近年劇的な民主化が行われました。
首都はヤンゴン。人口は600万人、ミャンマー文化・経済の中心で、最大の都市です。
町中にお坊さんがたくさんいます。国民の9割以上が、熱心な仏教徒です。
町の至る所には、「パヤー」と呼ばれる黄金の仏教寺院を見ることが出来ます。
シュエダゴンパヤーは別格、どんな願いもかなうことが出来ると言われています。
ミャンマーの人が憧れているのが、“チャイティーヨー・パヤー”。通称、ゴールデンロックです。
仏塔に仏陀の頭髪が祀ってあるためバランスが取れていると言われています。
3回巡礼に来ると、親にいいことがあると言われています。

民主化してきているミャンマー。
もともと1962年から軍事政権が続いていました。
アウン・サン・スーチーさんは、長い間軟禁と解放の繰り返しでした。。。
ところが、2011年テイン・セイン氏が大統領になって・・・突然民主化が進み始めました。
軍事政権のメンバーだったのに・・・
スーチーさんに選挙に出ることを要請したのもこの人です。
アウン・サン・スーチーさんは・・・
民主化運動の指導者で、ミャンマーの象徴的存在です。
現在は、連邦議会議員として活躍しています。
軍事政権下では、国の検閲なしに出版・放送は禁止されていました。検閲制度があったからです。
しかし、それも緩和されてきています。
検閲が無くなるのはいいことですが、これからは出版する側の責任が、重く問われるようになりそうです。
だんだんと、インターネットも出来るようになって、政府のページで国の状況を確認する事も出来ます。
道路も整備され、交通の便も良くなりました。
そんな、ミャンマーの経済を支えているのが工場です。
世界各国の企業が、ここミャンマーに工場を持っています。
日本食のレストランでは。。。日本のビジネスマンがいました。
一番人気は出し巻き。
ミャンマーの魅力は、労働賃金を安く抑えられること、中国の半分以下です。
しかし、電力不足が不安材料です。
が、とても魅力的です。
そして、何よりも正直で優しい・・・そんな人々の性格も魅力の一つとなっています。
どうして、急に民主化が進んだのでしょうか???
それは、軍事政権ということで、欧米からの経済制裁を受けてきました。
これに行き詰って、これ以上中国と仲良くしていてもだめだと思ったからです。
中国は、ミャンマーのためにダムを建設しましたが、その電力の9割は中国へ・・・
中国の援助を受けてみたら、全部中国にもっていかれてしまう!!
このままでは駄目だ・・・!!
ミャンマーの人たちは、まじめで良く働き、親日家で日本製品も好き、仏教の国の考え方・・・
そして、何よりも、“チャイナ・プラス・ワン”の候補地として、ミャンマーに生産拠点を作る企業も多いのです。
日中関係の悪化や、中国での賃金上昇などのリスク回避のために、中国以外の生産拠点や取引先を探す日本が増えているからです。
今のところネックになるのは、電力・・・自家発電が頼りの状態です。
ただ、生産工場としても、マーケットとしても魅力的な国には間違いありません。
日本は・・・
ODAで、ミャンマーをずっと援助してきました。
経済も政治も両方仲良くできる国のインフラ整備に企業が入っていく・・・それが両国の関係を深めるいい機会ということです。
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