相手は将軍家の親戚筋にあたる信州広見藩主の前端玄蕃頭。
一見玉の輿のようでしたが・・・人身御供のようです

前端は酷い悪逆無道ぶり。
今まで正室になった4人を・・・側室を・・・村の娘を斬った・・・という傍若無人ぶり。。。
でも、なんで我修院 達也・・・っていうか、若人あきらなの???
おまけに広見藩の財政ひっ迫は有名で、無理難題を押し付けて高波藩の取り潰しを狙う京都所司代の謀略であることは明らかでした。
でも・・・お市はお家の為に嫁に行くことを決心します。
水川あさみさん、お琴を弾く手がとっても綺麗です。

ちなみに、私が学生の頃に習っていた師匠は手だけをアップでテレビに何度も出ていたそうですが・・・
これは、自分でやっていますね。
とっても上手です。
なのに・・・
やっぱりバカ殿です

「人は・・・生きていかねばなりません
でも・・・父を侮辱したあの言葉だけは許せません・・・!!」
と、とっても賢い姫様です。

主膳とお市の苦境に冷たい態度をみせる徳三郎に佐助は食ってかかります。
ああ、父子で闘ってるよ!!
![TKY201210180422[1].jpg](https://chachacha-mama.up.seesaa.net/image/TKY2012101804225B15D-thumbnail2.jpg)
そこにお辰が現れ・・・
「おやめ!!佐助!!お前は自分の父親を殺す気か!!」
「かあちゃん・・・何言ってんだ・・・。」
ああ、ばれちゃいました・・・。
って、ばれていいの???
とうちゃんの仕事はどうなんのよ!!??
「己を捨てるのが忍びだ・・・。」って言っている父ちゃんですが・・・
「あんなところに嫁に行きたくはない・・・。」
悲壮な覚悟を固めるお市を救おうと、佐助は死中に「活」を求めるべく・・・
姫様を「活かす」ために所司代・北倉の寝所を襲います。
が、すぐに敵に囲まれ、窮地に追い込まれてしまいました。
どうする??佐助??
って・・・逃げ帰ってきてしまいました。

一方姫は・・・
「私はただ犠牲になるのではありません・・・
高波藩の為に、前端玄蕃頭に嫁ぎます。
佐助・・・私を活かしたいと言ってくれましたね。
私も同じです。
この婚儀をお受けして、高波藩を活かしたいと思います。」
ああ、なんてカッコいい姫

これから一体どうなるんでしょうか???
ハラハラドキドキです。

今後の猿飛三世はこちら。
今回は、活人剣の柳生宗矩を思い出しちゃいました。
ほんと、剣や忍びなんかじゃないですよね。
人の道として、人を活かせればいいのだけれど。。。

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新陰流活人剣
![文春文庫 藤沢周平 文藝春秋発行年月:2003年12月10日 予約締切日:2003年12月03日 ページ数:463p サイズ:文庫 ISBN:9784167192365 藤沢周平(フジサワシュウヘイ)昭和2(1927)年、鶴岡市に生れる。山形師範学校卒。48年「暗殺の年輪」で第69回直木賞を受賞。主要な作品として「蝉しぐれ」「三屋清左衛門残日録」「一茶」「隠し剣孤影抄」「隠し剣秋風抄」「藤沢周平短篇傑作選」(全四冊)「霧の果て」「海鳴り」「白き瓶 小説 長塚節」(吉川英治文学賞)など多数。平成元年、菊池寛賞受賞、平成6年に朝日賞、同年東京都文化賞受賞、平成7年、紫綬褒章受章。「藤沢周平全集」(全25巻文芸春秋刊)がある。平成9年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 神名平四郎。知行千石の旗本の子弟、しかし実質は、祝福されざる冷や飯食い、妾腹の子である。思い屈し、実家を出奔、裏店に棲みついたまではよいのだが、ただちに日々のたつきに窮してしまう。思案の揚句、やがて平四郎は奇妙な看板を掲げる。…喧嘩五十文、口論二十文、とりもどし物百文、よろずもめごと仲裁つかまつり候。 本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・は行 文庫 小説・エッセイ 文庫 人文・思想・社会 よろずや平四郎活人剣(上)新装版 [ 藤沢周平 ]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F1671%2F16719236.jpg%3F_ex%3D160x160&m=http%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F1671%2F16719236.jpg%3F_ex%3D160x160)
よろずや平四郎活人剣(上)新装版 [ 藤沢周平 ]
![文春文庫 藤沢周平 文藝春秋発行年月:2003年12月10日 予約締切日:2003年12月03日 ページ数:494p サイズ:文庫 ISBN:9784167192372 藤沢周平(フジサワシュウヘイ)昭和2(1927)年、鶴岡市に生れる。山形師範学校卒。48年「暗殺の年輪」で第69回直木賞を受賞。主要な作品として「蝉しぐれ」「三屋清左衛門残日録」「一茶」「隠し剣孤影抄」「隠し剣秋風抄」「藤沢周平短篇傑作選」(全四冊)「霧の果て」「海鳴り」「白き瓶 小説 長塚節」(吉川英治文学賞)など多数。平成元年、菊池寛賞受賞、平成6年に朝日賞、同年東京都文化賞受賞、平成7年、紫綬褒章受章。平成9年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 消えた娘/嫉妬/過去の男/密通/家出女房/走る男/逆転/襲う蛇/暁の決闘/浮草の女/宿敵/燃える落日 世に揉め事の種はつきぬとはいえ、依頼主のもち込む話は多彩を極める。中年夫婦の離縁話、勘当息子の連れ戻し、駆け落ち娘の探索等々。武家と違い、万事気侭な裏店にも、悲哀にみちた人生絵図がある。円熟期にあるこの作家の代表的連作シリーズ、愈々佳境。人の姿、世の姿の哀切な陰影を端正に写し出す話題作。 本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・は行 文庫 小説・エッセイ 文庫 人文・思想・社会 よろずや平四郎活人剣(下)新装版 [ 藤沢周平 ]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F1671%2F16719237.jpg%3F_ex%3D160x160&m=http%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F1671%2F16719237.jpg%3F_ex%3D160x160)
よろずや平四郎活人剣(下)新装版 [ 藤沢周平 ]