2012年09月18日

第35回 「わが都、福原」

第35回 「わが都、福原」

1168年2月。死の淵から奇跡的に生還した平清盛は、第二の人生に踏み出しました。

そう、10歳も若返ったらしいよ・・・。あせあせ(飛び散る汗)

その手始めに、比叡山延暦寺を収める僧侶・明雲を呼び、明雲の導きで出家したいと依頼します。

明雲「相国さまにおかれましては病にお伏せりと叡山にも聞こえて参りましたが・・・
   二十年前の呪詛が漸く効いたかと思うておりました」


と、バチバチムードですたらーっ(汗)


明雲は昔から朝廷への強訴などで敵対することが多かった山法師の自分になぜ頼むのかと清盛に尋ねると・・・


「賀茂川の水 双六のサイ 山法師・・・」

白河法皇も手に負えなかったという山法師と今後は協力関係を築きたいからだと語ります。
そう、清盛は、この前からこのセリフでまとめられてますね。黒ハート
とっても分かりやすいです。揺れるハート

そして清盛は明雲の手により出家。。。
髪の毛剃るとこ・・・
「痛い!痛い!」
痛くはないの???

場所は変わって、北条政子登場!!
こんな狭いところで・・・
いきなり父上を射ってしまいました。揺れるハート
杏ちゃん、とっても嬉しそうです。黒ハート
やんちゃっぷり炸裂でかわいいですね。るんるん


女は賢く家で髪でも梳いているか、本でも読んでろ!!という父上に・・・

「然様なことで今日という日を粗末にしとうございません!」

と、言い返します。きっと、これを受けるのはこの人・・・

未来の旦那様・頼朝さま黒ハート
「今日? 何時、今日になったのだ? 何時、昨日は終わった? 明日は何時来る?」

まだまだ明日の見つけることができない頼朝さまです。
でも、もうそこに来ていますよ。黒ハート



集まった平家一門の前で清盛は頭を丸めた姿を披露します。
ほんと、とっても坊主が似合います。綺麗な坊主です。黒ハート
妻・時子もあわせて出家しました。
一蓮托生だそうで・・・これも、一族滅亡ということを匂わせていますが・・・

清盛危篤の知らせを聞いて大宰府からかけつけたのは、ただ一人平家で生き残る頼盛さんです。
清盛の姿に目を丸くしてますが。。。

清盛は一門の前で、海に近い福原に隠居することを表明。六波羅を重盛にまかせることにします。
なんだか、変な空気が漂っています。あせあせ(飛び散る汗)
もともと一枚岩ではなかったですけどねあせあせ(飛び散る汗)


後白河上皇は、清盛のこうした動きを警戒、滋子との子・憲仁親王を高倉天皇として即位させました。
傀儡政権樹立です。黒ハート
自らの威信を示します。

でで〜ん!!
そう、日本は傀儡政権が一番権力もてるのよね。揺れるハート
出てきますよ。後白河上皇・・・
そう、その手で清盛と重盛を両てんびんにかける日も近いのかしら???

滋子が皇太后になったことで、平家内にも変化が生まれました。
滋子の姉・時子の子である宗盛が皇太后宮権大夫という要職につく一方で、同職にいた頼盛は辞任を余儀なくされます。
これも、後白河上皇の意味深な発言の結果なのね。。。

追い詰められていってますね。。。頼盛。。。

さらに、頼盛は滋子への奉仕を怠り、後白河上皇は清盛を呼びつけてそのことを叱責しました。
清盛は頼盛を呼び、社長・・・じゃなかった・・・会長が社員を叱るかのようです。
ワンマンっぷりが見て取れます。黒ハート


一方、伊豆では、北条時政の館に、かつて源義朝の家人であった豪族たちがあつまり、無為な日々を送る源頼朝の身の上を嘆いていました。

そして、時政の娘・政子の嫁入り話で一同盛り上がると・・・

息子のたくさんいた一人が言います。
「どれでも持って行け!!」

そこに登場!!

134671371235713200782_20120904080832[1].jpg

 ど〜ん!!

政子がイノシシを背負って現れます。
みんなドン引きです。あせあせ(飛び散る汗)

「どうぞ、今宵の膳に!!」
などと、言っています。たらーっ(汗)

おまけに、縁談を断られてしまいました。。。たらーっ(汗)

「もう今日が終わるのか?もっと、もっと、遊んでたい!!」
などと、言っていると・・・?

プリンス登場!!も、一瞬で見失ってしまいました。

政子「もののけ???」



福原に移り住んだ清盛は、兎丸らと大輪田泊の改修計画を進めます。
都を離れて自由を手に入れた清盛は、さらなる日宋貿易拡大の夢へと突き進んでいたのです。

そして平家一門にも変化が。。。清盛の弟・教盛が参議になりました。
一門が喜びに沸く中、またまた出世でおくれをとった頼盛は不満を募らせています。


その頼盛に藤原摂関家の摂政・基房や、以仁が接近してきました黒ハート
頼盛を参議にしたいと伝えます。
まあ、公家は、たくさん舌を持っているからなあ・・・。
力は何もないのにねえ・・・。

清盛が福原に移った今、平家の隙をつこうという人々にとって頼盛は利用すべき存在だったのです。
ああ、家盛(大東駿介)の時のようです・・・あせあせ(飛び散る汗)
そして頼盛は念願の参議になりましたが・・・一か月後にはその官職をとかれてしまいます。あせあせ(飛び散る汗)
う〜ん・・・なんで、任をとかれたんだろう・・・失恋
重盛のセリフで終わっちゃいました。。。
上皇様の悪巧みかしら???
もっと、描いて欲しかったなあ・・・なんて、思ってしまいましたが。。。
話が長くなるのかたらーっ(汗)


心配してるのか、後白河と繋がっていたのか、清盛は福原に頼盛を呼ぶと・・・
頼盛は自分を平家から追い出してくれと訴えました。
すると清盛は、目の前に広がる海を見せ、自らの野望を語りました。

清盛「鴨川の水も何れはあの海に流れ込む。
   海を思いのままにできれば・・・ 
   それ即ち、鴨川の水を思いのままのできるということじゃ」



福原に博多のような大きな港をもつ街にして、ここを都と定める。。。そして、それは平家の都だと語ります。そう、帝のいない都・・・。

朝廷の枠組みを超え平家一門の力で・・・


貿易で得た富で国を豊かにする政治をおこない、そして平家一門による武士の世をつくるというのです。

「武士の世・・・武士が頂につく世をつくるために!!」です。

そのためには頼盛の力は欠かせないと説く清盛るんるん

清盛「頼盛、これより先も口煩う一門を支えよ!」

頼盛はそんな清盛の壮大な野望にあきれながらも認めざるを得ません。

頼盛「途轍もない男を兄に持つ弟の運命というものじゃ」

う〜ん、一つになっちゃいましたよ。。。
この二人、やっぱり反目するんですけどね。。。
どうもっていくのでしょう?
楽しみです。るんるん

そのころ、源頼朝も新たな明日を迎えようとしていました。

134728205269113209923_kiyomori35-02[1].jpg

「とったど〜!!」

政子がとったのはもののけ頼朝でした。
頼朝の見たい「明日」がやってきましたよ。

杏ちゃん、似合っていますね。。。黒ハート
尼将軍には悪いですが、良いキャラクターに仕上がっています。
ここまでされると、なんだか文句も出ませんね。
でも、もののけと勘違いして網で捕まえるあたり・・・やはり少年漫画ですね。。。

そんな馬鹿な!!
って感じで面白いです。るんるん


一方、京の鞍馬山では頼朝の弟である遮那王が寺で修行に励んでいました。
神木隆之介君です。
隆之介君は・・・
img_434569_9263693_1[1].jpg

こっちではなくって・・・
d0017307_21381410[1].jpg

こっちの義経さんです。黒ハート

しっくりします。黒ハート

次回もなんだかいろいろ変化がありそう。黒ハート
楽しみにしています。


↓ランキングに参加しています。るんるん
↓応援してくれると嬉しいです。黒ハート
にほんブログ村 歴史ブログ 歴史の豆知識へ
にほんブログ村

歴史 ブログランキングへ
posted by ちゃーちゃん at 14:46| Comment(0) | 平清盛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月14日

ユーロ危機とスペインのバブル崩壊

未来世紀ジパング・ユーロ動乱の第3弾です。

今回のナビゲーターは、辛坊治郎さんです。
たかじんのそこまで言って委員会みたい黒ハート

たかじんのそこまで言って委員会 超・国防論|やしきたかじん/辛坊治郎|東宝(株)|送料無料
たかじんのそこまで言って委員会 超・国防論|やしきたかじん/辛坊治郎|東宝(株)|送料無料

ユーロは・・・
ギリシャに端を発した経済危機が、スペインにまで及んでしまいました。
ユーロのうち、財政危機と言われているのが・・・ギリシャ・イタリア・スペイン・ポルトガル・アイルランドです。

財政危機と言われる国は、たくさんの国債を発行していますが、その利回が高ければ高いほど危ない・・・ギリシャの金利は26%、ポルトガルは10.7%、スペインで6.9%です。
その危険水準は、7%と言われています。

ギリシャのほうが、かなりひどいように見えますが・・・
根本的に違うのが、スペインの実質GDPは9571億ユーロ。ギリシャよりもはるかに大きいのです。
この経済が悪くなると・・・ヨーロッパ全体の経済がガタガタになる・・・。
そのために、ユーロが暴落に近い形で安くなってきています。


人口325万人を抱える首都・マドリード。
最近人気のスポットは、スペイン第4の銀行バンキア本社ビル・・・
今年5月190億ユーロ(約1兆9000億円)の緊急援助を要請、スペイン経済危機の象徴になってしまいました。

現在この国の失業率は、24.6%、4人に1人は仕事がありません。
この背景にあるのは、バブルの崩壊です。

99年のユーロ導入を機に、空前のバブル景気となりました。
ピオス村・・・ここも今、話題の村となっています。
10年前は700人だったのが、現在の人口は3800人。
5倍以上に増えています。
その理由は・・・
小さな村に不釣り合いなぐらいの新興住宅・・・
およそ7000戸の住宅を建設し、人口を2万5000人に増やす計画でした。
しかし・・・
空き家が至る所にあります。
バブルの超拡大路線のもと、ハコモノもたくさん作られました。
この村の税収は、120万ユーロ。
プールの建設に100万ユーロ・・・。
さらに浄水設備・・・建設費は、1200万ユーロにもなります。
カルチャーセンター、劇場・・・
借金返済に7058年の村。。。スペインで最も財政が厳しい村になってしまいました。



他にも・・・
シウダ・レアル。
そこに作られたのは、セントラル空港。

240px-Airport_Ciudad_Real_LERL_1[1].jpg

総工費11億ユーロ・・・1760億円です。
超巨大滑走路は、4000mでスペインで2番目の長さです。
2008年12月開港しましたが・・・2012年4月に閉鎖してしまいました。
無人の巨大空港となってしまったのです。

利用客は年間250万人の見通しでしたが、実績は3年間で10万人でした。

なぜ地方自治体がバブルに踊ったのでしょう???
スペインでは、ユーロ導入により金利が大幅に引き下げられたので、より多くの融資が可能になりました。
銀行は民間に融資するだけでなく、地方自治体への投資も積極的に行いました。
その結果地方自治体は、住民受けをするインフラ開発を次々と行っていったのです。


さらに、借金を返済するために・・・
細々とオリーブを栽培していたラスケラ村で大麻を栽培???

合法なのでしょうか???
スペインでは個人使用目的に限り大麻の栽培・所持が合法で、葉の販売は禁止されています。
現在村が抱えている財政赤字は160万ユーロ。
その返済のため土地を貸し出そうとしています。
農地が生み出す経済効果は、オリーブの4倍以上と言われています。
わずか2年で借金返済できます。
村で、大麻栽培の是非を問う住民投票が行われ・・・過半数で可決されました。


スペインの地価の変動は・・・まさに日本のバブルと同じような線を描いています。
そして、2006年新規住宅着工は70万戸以上で、これはヨーロッパ全体の30%に当たります。

マドリードから車で40分、セセーニャ市。
荒涼とした大地に、大きな建物・・・マンション群があります。
2004年に始動した都市計画プロジェクトで、1万3500戸の住宅建設を計画しました。
この開発を手掛けたのは・・・不動産王フランシスコ・エルナンド氏。

売れ行きは・・・
当初は、建設予定図を見せるだけで飛ぶように売れました。
1日に90戸売れることもありました。
投資目的にする人も多かったようです。

しかし、リーマンショックで一変。
マンションを手放す人も増えてきました。
住民の数は、2008年には150人に落ち込みました。
“ゴーストタウン”とまで揶揄されました。

エルナンド氏は、8億ユーロの債務を負うことになり・・・消息不明になりました。
銀行が、物件を差し押さえ・・・
2005年当時23万ユーロだった物件は、11万5000ユーロで、投げ売り状態です。


そして、スペインでは、住宅ローンを払えない人が増えてきています。
パルラ市では。。。
不法占拠されたマンションがありました。
家賃を払っていないのです。
マンションの管理・運営を請け負っていた会社の資金繰りが悪化し、管理者不在になったマンションに勝手に住み始めたのです。
普通の家に住んで、普通の人のように働きたい・・・そう思っていました。


今、スペインは三重苦に悩んでいます。
財政危機・金融危機・不景気です。

銀行の不良債権は、1644億ユーロと言われています。
貸し渋りと貸しはがしが横行してきました。
負のスパイラルに入ってきてしまっています。


スパイラルの元凶、銀行を助ければ、スパイラルから抜け出せるの???
だれが銀行にお金を入れるの???
でも、スペインの赤字は914億ユーロもあり、公的資金の導入がないのです。

そして、スペイン政府がお金を集めようと思っても、ものすごく高い金利を払わないと借金が出来ないというのが現状です。
だから、銀行を助けることが出来ないのです・・・。

失業率24.6%。特に若い人の失業率がとても高く、それはギリシャと似ています。
お金は、欧州中央銀行が一括管理しているので、国の一存で発行できません。。。
だから、独自の金融政策が取れないのです。

自力では、復活できないのでしょうか???


その秘策は・・・2020年のオリンピック開催地となること。東京も立候補しています。
マドリードは開催地決定投票でリオデジャネイロに敗北しています。
3度目の正直を目指しています。

オリンピックによって、32万5000にも及ぶ雇用が生まれます。
誘致に成功すれば、国民が一致団結し、最高のプロジェクトになるでしょう。


一発逆転をかけて・・・
“ユーロベガス”カジノの建設構想も出てきました。
その会社は、あのラスベガス・サンズ社。

候補地は、バルセロナかマドリード。
12のホテル、6つのカジノ、9つの映画館、巨大劇場、3つのゴルフコース・・・
巨大カジノリゾート・・・総事業費210億ドルと莫大です。


マドリードには、年間1000万人の観光客が訪れています。
カジノ建設が実現すれば、倍の観光客を期待できます。


どうして日本は失われた20年になったのか・・・
公的資金の導入が遅れたのです。
日本を研究した結果・・・
一気にお金を入れてしまえば、何とか金融機関が立ち直るのではないか???
ということで、ヨーロッパの国が用意品お金は1000億ユーロ。
これがカンフル剤となって、全体がうまく回る可能性が出てきました。


勝負は9月。
欧州委員会・・・ギリシャの支援を継続するか?
ドイツ・・・欧州安定メカニズムの是非を憲法判断。
ユーロ圏とEBC・・・スペイン国債を買い支えるか?

この9月が山場です。

観光産業を軸に、何とか再生を!!!

本当に再生できるのでしょうか???
とにかく、アメリカやヨーロッパがくしゃみをすると日本は風邪をひきます。

帝国主義がなくなり、社会主義がなくなり・・・資本主義経済ももう駄目なのかなあ・・・

でも、頑張れ!!

日本の恐ろしい真実  財政、年金、医療の破綻は防げるか? [単行本] / 辛坊 治郎 (著); 角川SSコミュニケーションズ (刊)
日本の恐ろしい真実 財政、年金、医療の破綻は防げるか? [単行本] / 辛坊 治郎 (著);...

日本経済の不都合な真実―生き残り7つの提言 [単行本] / 辛坊 治郎, 辛坊 正記 (著); 幻冬舎 (刊)
日本経済の不都合な真実―生き残り7つの提言 [単行本] / 辛坊 治郎, 辛坊 正記 (著);...

↓ランキングに参加しています。るんるん
↓応援してくれると嬉しいです。黒ハート


にほんブログ村 経済ブログ 世界経済へ
にほんブログ村
社会・経済 ブログランキングへ
posted by ちゃーちゃん at 17:26| Comment(0) | 未来世紀ジパング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月13日

忠義を果たした赤穂藩家老〜大石内蔵助〜

元禄15年(1702年)12月14日

d340fbd40d33856d02f43b899bec8ad6[1].jpg

「狙うは殿 浅野内匠頭の敵
 吉良上野介の御首のみ!!」

赤穂藩筆頭家老大石内蔵助をはじめ四十七士が討ちいったのが“忠臣蔵”。
その忠義のための義の心が、今も日本人の心を掴んで離しません。
この事件の中心人物が、浅野内匠頭のNo,2大石内蔵助です。

大石内蔵助は、赤穂藩代々の家老の家に生まれました。

21歳の若さで家老となり、筆頭家老として22年間その座にありました。
そして・・・昼行灯と呼ばれていました。

元禄14年3月14日・・・大事件が起こります。
江戸城内松の廊下で浅野内匠頭が吉良上野介に突然斬りかかったのです。

浅野内匠頭は、将軍綱吉の怒りを買い、即日切腹。。。
お家断絶となりました。
その知らせを聞いた内蔵助は愕然とし・・・

しかし、なぜ浅野内匠頭が斬りかかったのか・・・
その理由は300年たった今もわかりません。
意地悪説・賄賂拒否説・・・


しかし、新たな説が出てきました。
その謎が解明されたとき、赤穂浪士が討ち入りました???

江戸時代から親しまれてきた「仮名手本忠臣蔵」。
なぜこのようなタイトルなのでしょうか?
仮名・・・つまり、“四十七文字”手本忠臣蔵ということです。

では、どうして忠臣蔵?
吉良を炭蔵で見つけたから、とか、忠臣たちが蔵に詰まっているからとか言われています。


加藤廣さんが、広い視野で考えてくれました。

謎手本忠臣蔵〈上〉 (新潮文庫) [文庫] / 加藤 廣 (著); 新潮社 (刊)
謎手本忠臣蔵〈上〉 (新潮文庫) [文庫] / 加藤 廣 (著); 新潮社 (刊)
なぜ浅野内匠頭は、刃傷沙汰に及んだのでしょう??
刃傷沙汰の2週間前・・・

元禄14年2月28日
五代将軍綱吉のお側用人筆頭柳沢吉保のもとにやってきたのは、幕府の朝廷外交を一気に預かる肝いり・吉良上野介。

吉保は4年前に作成した桂一計画の進行度合いを聞くために呼んだのでした。
桂一計画とは・・・綱吉の母・桂昌院に女性の最高位である従一位を取らせることでした。
朝廷は、ここ数年、これを渋っていたのです。
出来なければ、腹を切るしかない吉保でした。


元禄14年3月14日
この日は、江戸城内で、綱吉が朝廷の勅使に御礼を述べて、勅使を送り出す・・・
そんな大切な日でした。

浅野内匠頭は、朝廷の勅使を接待する“勅使供応役”を任命されていました。
勅使は10時にやってきます。

そんな9時に。。。事件は起こりました。

儀式に向かう吉良・・・突然浅野内匠頭が斬りかかりました。
こんないざこざが朝廷の耳に入れば・・・
不安がよぎる吉保・・・

桂一計画に暗雲が立ち込めます。
浅野内匠頭は、大番所に留め置かれます。
「その方、場所もわきまえずに吉良に刃傷沙汰に及んだのはどのようなつもりであったのか???」

浅野内匠頭「吉良には、私的な遺恨があったので刃傷に及びました。」

吉良上野介「拙者何の恨みも受ける覚えはなく内匠頭の乱心と思われます。」

結局、吉良は何の責任も取ることはなく・・・内匠頭は即日切腹という異例の処分が下されました。
35年の生涯が閉じられたのです。

吉保は、忍びの黒鍬組から意外な知らせを受けます。内匠頭の妻阿久利は、夫が吉良に恨みがあったことを知っていたのです。

桂一計画が裏にあるのでは・・・?
つまり、幕府のNo,2・柳沢吉保と赤穂藩のNo,2大石内蔵助の戦いがあるというのです。

幕府は密偵を放って、諸藩のことは調べ上げていました。
だから、柳沢は大石を知っていました。
柳沢は幕府では怖い存在で、側用人として主君のそばに仕え、全てのことに携わっていました。
江戸幕府では、将軍側近の実質的な最高職だったのです。


昼行灯の大石内蔵助が輝く日がやってきました。
元禄14年3月19日、松の廊下事件から5日後・・・浅野大学からの手紙を受け取ります。

「今14日、殿中において吉良上野介殿を内匠頭様一太刀切りつけのところ内匠頭様命の別状これなき由・・・」

今回の殿の所業は、痞(さしこみの一種)による突発的発作によるものと思われた・・・

最後に。。。
「札座のことよろしく申し付けられるべく候」
とありました。

大きな不安がよぎりました。

昼行灯がNo,2として大きく動き出します。
内蔵助が最初に手を付けたのが、藩札の換金でした。
当時、大名家が断絶の場合、藩札の換金率は、3割から5割・・・引き換えなしという場合もありました。

領民の動揺を抑えるために、6割で換金しました。
また、300近い藩士の数を抑えること。
このままでは、混乱が起きる・・・。

江戸から早籠が届きました。
「14日即日ご切腹とお家取り潰しでござる」

内蔵助は・・・突発的発作事件ではないかも知れない・・・

3月19日・・・
赤穂上籠城と徹底抗戦と、全員の自決・・・第3の道を探す時間があまりにも短すぎ・・・

翌20日。
城を枕に自決することを藩士に提案します。
そこに、黒鍬組がいることを知ってのことでした。

2日後、赤穂城から藩士がめっきり減りました。
本当に残った忠臣たち・・・そこで、残った藩士に退職金を分配しました。
しかし、内蔵助は思っていました。なぜ刀を抜いたのか・・・本当のことがわかるまでは死ねない・・・と。


元禄14年3月26日夕刻・・・第三の使者が・・・
殿は切腹に対しても、庭先で・・・一般人と同じ扱いを受けたことを知ります。
当時、大名の切腹は、室内ですることになっていました。

そして、遺言は・・・
「これまでのことは、かねてから知らせようと思っていたが
 今日せっぱ詰まったことなので知らせることが出来ない
 不信に思うかもしれぬが・・・」

内蔵助は衝撃を受けました。
吉良との間に何かあったに違いない・・・
妻の阿久利様に会うために、江戸に向かいます。

そしてそのことは、黒鍬組を通じて柳沢には筒抜けでした。

江戸・赤坂にある屋敷にて阿久利様から聞きます。・・・

吉良に、「これは、田舎大名が口をはさむことではない」と言われたとか・・・

殿の言われたこれとはなんであろうか・・・
じっと考える・・・

黒鍬組からそのことを聞いた柳沢吉保は・・・
それは、桂昌院の従一位のことでは???と思ったとか。

つまり、吉良は浅野内蔵助に桂一計画を自慢げに話したのではないか???
あるいは浅野内蔵助が桂一計画に対して警告したのかもしれない・・・

それに対して、田舎大名が口をはさむことではないと言ったのではなかったか???

その後、桂昌院には従一位が、柳沢吉保には2万石の加増が・・・
内蔵助の言ったことは・・・
朝廷思いの内蔵助が、幕府の横暴に口出しし、その先鋒の吉良を咎め、言い争いになったのではないか???


松の廊下から9か月・・・
吉良への復讐に、準備が始まりました。

隠居した高家を深川に追い出した柳沢・・・
桂一計画が達成された今、大石の仇討に協力するかのような行為でした。
「やるなら江戸のど真ん中ではなく深川でやれ」と言ってるかのようでした。


討ち入りの時期と手段は???

討ち入り作戦其の一。
急進派(堀部安兵衛ら)の説得。
「十分な準備なくして討ち入りを急いでは必ず失敗する
 下手な大工仕事と同じよ」

安兵衛は激怒!!
そこで内蔵助は、同志を京都・丸山に集めます。
会議の直前、安兵衛のことは、黒鍬組に筒抜けだということを知らせました。
安兵衛は反省し、内蔵助に忠誠を誓うことになります。

討ち入り作戦其の二。
決意表明。
大石の決意表明に、万感胸に迫る藩士たち・・・一つにまとまります。

討ち入り作戦其の三。
意思の確認。
「筆頭家老大石殿には、重ね重ねの屈辱的処分に対しても
 反発はおろか復讐のお気持ちすら見せませぬ
 ただただ女遊びにうつつを抜かす有様・・・」

といって、怒り狂うものに対してだけ討ち入りの決定をあかし・・・江戸へと向かう準備をします。その数、50人ばかり。。。

頭を悩ませたのが、武具でした。
資金がありません。
瑶泉院に用立ててもらったり・・・暗闇でも目立たないように、黒っぽい同じものに・・・
防具は脇楯、手には籠手、足には脛当、頭には針金入りの頭巾をつけました。

元禄15年10月7日。
江戸に向けて、京都を出発しました。
同志たちは、続々と江戸に集結。

12月2日。
赤穂浪士たちは、深川八幡の茶屋で策を練りました。
上野介の寝所を探ります。

しかし・・・
幕府は、吉良上野介の米沢隠棲願いをご裁可します。
米沢に行かれては、仇討もままならない・・・・・。

12月14日、年忘れ茶会の日に決定します。
浪士は47人。

12月14日・・・あれから1年9か月が経っていました。

そして、この物語は、時代を超えて忠義の物語として語り継がれることになります。
討ち入りの翌年、16年2月4日、赤穂浪士たちはそれぞれのお預け先の大名家で切腹します。
そして、浅野内匠頭の眠る泉岳寺へ・・・

この時代、おとり潰しになった大名は248にも上ります。
しかし、赤穂浪士だけが忠義を全うしました。


う〜ん・・・どうでしょうか???
どうして浅野内匠頭が切りつけたのか?やっぱり闇のなかでしょう???
大石が”皇室崇拝の祖父に育てられた”という部分で、朝廷方の考えがあったかもしれませんが、浅野内匠頭がそんなに朝廷のことを思っていたのかはわからないし、そうでないとこの話も始まらないので・・・

やっぱり真相はやぶの中でしょうか・・・???
ただ言えることは、今でもいろいろな考え方が出てくるのは、やっぱり人気があるからなのでしょうね。黒ハート

堀部安兵衛〜忠臣蔵を演出した男〜はこちら
あなたの知らない忠臣蔵〜常識逆転・武士道の真実〜はこちら
徳川綱吉は名君だった?はこちら

みなさんは、どの意見が良いでしょう???

忠臣蔵 決断の時 DVD-BOX / 中村吉右衛門, 黒木瞳, 上川隆也, 牧瀬里穂, 橋爪功 (出演); 古田求 (脚本); 杉村六郎, 長尾啓司 (監督)
忠臣蔵 決断の時 DVD-BOX / 中村吉右衛門, 黒木瞳, 上川隆也, 牧瀬里穂, 橋爪功...
↓ランキングに参加しています。
↓応援してくれると嬉しいです。

にほんブログ村 歴史ブログ 歴史の豆知識へ
にほんブログ村

歴史 ブログランキングへ

まあ、
posted by ちゃーちゃん at 13:48| Comment(0) | THE ナンバー2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。