今回は、ロンドンオリンピックがあって、なんだか9時からだったようです。
私はいつも6時からのBSをビデオに撮っておくのですが。。。
本放送はエライことになっていたようですね。
9時開始の時間が延びに延びて10時だったとか。。。

これも、崇徳院の祟りでしょうか???
でも、私も柔道見てたので、同じ穴のムジナね。。。

1161年、崇徳上皇は配流先の讃岐で静かに悔恨の日々を暮らしていました。
なんだかとっても幸せそうです。
で、なんで三大怨霊???みたいな感じを醸し出していますが・・・
でも間違いなくこの方が、三大怨霊の一人です。
そして、そんな兄をよそに・・・崇徳の弟・後白河上皇は滋子との間に憲仁親王をもうけていました。
とっても子煩悩ないいパパぶりに見えます。
そんな二人を祝うため、清盛の命により、兎丸たちが博多から宋の高価な品々を持って帰ってきました。
清盛は兎丸を遅いと叱りますが、兎丸は文句があるなら博多を都の隣に持ってこいと言い返しました。
これは、誰もがピンとくる、”大輪田泊”の開始ですね。

盤石に見える清盛陣。。。しかし、相変わらず危なっかしい清盛の義弟・時忠は平家の血をひく憲仁を次の帝にしようと画策し、強引に清盛の次男・基盛と弟・教盛を計画に引き込みます。
しかしそのたくらみはすぐに二条天皇に知れ、清盛は帝から厳しく糾弾!!!
怒り心頭じゃ〜!!の清盛は、六波羅に戻るとすぐに三人の官職の返上を命じました。
崇徳上皇は、保元の乱での自らの所業を省み、写経を弟・後白河上皇にります。
しかし、これを呪詛が込められているのではないか・・・と、気味悪がった後白河上皇から受け取りを拒否されます。
送り返されたお経。それもそのはず、五部大乗経の写経は絶大な功カがあるとされ、本職の僧侶でさえ一部でも読破すればお祝ものという難解長大な経典でした。
五部全て写経すれば願うこと適わざることなきと言われた代物だったのです。
おまけに、折悪く息子・重仁親王死去の知らせも届きました。
二重の衝撃を受けた崇徳上皇は、これまでの不遇な人生を振り返るうち、恨みが頂点に達して。。。
ついには日本国の大魔王となると、呪いの言葉を唱え始めました。
「願わくは、大魔王となりて天下を悩乱せん五部大乗経をもって廻向す。
皇を取って民となし、民を皇となさん。
人の福をみては禍とし、世の治まるをみては乱をおこさしむ。」
と。。。
さあ、怨霊化が始まりました。
![d0017307_2159028[1].jpg](https://chachacha-mama.up.seesaa.net/image/d0017307_21590285B15D-thumbnail2.jpg)
特に、「皇を取って民となし、民を皇となさん」この部分は、後に、源頼朝が幕府を開く=朝廷から武士の政治に移ったことを意味するようになるので、鎌倉幕府の成立に崇徳上皇は手をかしたことになっています

ここまでやるかというほどの怨霊と化しています。
崇徳上皇、素晴らしい!!
そのころ、平家では基盛が不慮の事故で落命。。。
「え??」って感じに早かったですが。。。この回は、崇徳に譲ってください・・・。
ていっても、基盛が出てくることもないのか。。。

嘆き悲しむ清盛たちに西行は、
「実は…基盛殿が、宇治川を渡っておったであろう刻限、高野山におりました拙僧は、確かに見たのです。
何かもののけ・・・いや、怨念の塊のごときものが、空をゆくのを。。。
そして、それは確かに、讃岐の方角より現れました。
拙僧が見たものは、讃岐の院の怨念だったのではないかと・・・。」
え?見たの??
もしかしてこれ?
![sutokukuniyosi_2[1].jpg](https://chachacha-mama.up.seesaa.net/image/sutokukuniyosi_25B15D-thumbnail2.jpg)
怖いですね・・・。
みなさん、やっぱりいじめは駄目ですよ!!
怨霊と化すからには、本当に酷いことをされ、きっとそれは、やった本人が解っているから怨霊なんて言って、神として祀ったりするんだから。。。
解っていたならやめたほうが良いのは当たり前よね。
ある日、藤原摂関家の長・藤原忠通は、息子・基実とともに清盛を訪ね、基実を娘婿にしてほしいと頼みます。
この人は、まだ現役だったのですね。風見鶏だったのでしょうか?
摂関家の存続を願う忠通は、かつての誇りを捨て、見下していた武士に力添えを期待します。
そうね、そうだから今まで残ってこれたのでしょう。
なんだかんだと西行の言うことを信じたのでしょう。
清盛はみんなを集め、 一門で経典を嚴島神社に納めることを命じました。
それは、平家繁栄を祈願するためであり、保元・平治の乱で失われた人たちを弔うためでもあったのです。
清盛はこの国最高の技と材料、莫大な財と労力を注ぎ込み、絢爛豪華な三十三巻の経典を完成させました。
そして、平家一門はそれを嚴島の社に納めることにします。
その最中、時忠は帝を呪詛した疑いをかけられ、出雲に流罪となり、これもまた崇徳のせいではないかと時忠はつぶやきました。
そう、都合の悪いことはすべて怨霊のせい。
日本は古く、大国主命の時代から、怨霊信仰です。
それがあったからこそ、欲望のままに突き進むことなく現代まで来たのですから、現代に怨霊信仰の復活があってもいいかもしれません。
清盛はそんなことはないと言い捨て、時忠を送る途中の福原の海を見つめていました。
平家一門と西行は船で安芸へ向かいます。
なんで西行居んの??って感じですが。
その途中、突然海が嵐にあい動揺する一門は、これも崇徳の呪いかと思い、経典を海に沈めて怨念をしずめようとしましたが、清盛は兎丸らになんとしても嚴島へ向かうよう命じます。
そのころ讃岐では崇徳上皇が呪いつづけていました。
必死に船を航行させる兎丸たち、西行はひたすら経を唱えます。
西行の経は逆効果じゃないの???
そして夜明けをむかえると、嵐がやみ、崇徳上皇は朝日に溶けいるように息をひきとったのです。
そう、崇徳の魂は鎮魂したのでしょうか?
いえ、鎮魂せずに、 鎌倉幕府をうちたてたのでしょうか?
本当の上皇は、讃岐の国で幸せに暮らしたようですが、怨霊としたのは、やはり、やましい心を持った都の人だったのでしょう。
かくして清盛は嚴島の社にたどりつきました。
そして納経の儀式が進む中、清盛の脳裏にはある野望が。。。
兎丸が博多を都の隣に持ってこいと言ったこと、清盛が気をとめた福原の海こと。
そして清盛は興奮を抑えきれず言いました。
「博多を都の隣に持ってくるぞ」と。
大輪田の泊ですね。
清盛の新たなる目標が見つかった瞬間でした。
今回は、崇徳上皇様サマな回でしたね。
鳥羽上皇に・崇徳上皇・・・
私の心を埋めてくれる人は、第三部には登場するのでしょうか?
いよいよ第三部が始まります。
まだ、オリンピックもあります。
どちらも頑張れ!!
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