2012年08月02日

田原総一朗の仰天歴史塾〜経済大国の罠 田中角栄と中曽根康弘〜つづき。

昨日の、田原総一朗の仰天歴史塾〜経済大国の罠 田中角栄と中曽根康弘〜 の続きです。るんるん

ロッキード事件のあと、福田内閣・大平内閣・鈴木内閣が発足しますが・・・

1982年、小さな派閥で、田中角栄派の協力を仰ぎ誕生したのが、内閣総理大臣・中曽根康弘です。
「直角内閣」とか、「角影内閣」とも呼ばれました。

その最大の理由は、官房長官に後藤田正晴を選んだことです。
”田中曽根内閣”です。

そんな彼を、人は”政界風見鶏”と呼びました。
時流を見ての変わり身の早さを、こう揶揄したのです。

しかし、彼は、トップダウン式の大統領式リーダーとして頭角を現します。
経済優先政策から舵を切り、国際国家日本を目指します。


中曽根康弘は、
1918年群馬県高崎市に生まれます。
1941年23歳で東京帝国大学卒業後、内務省に入省、その後、海軍主計中尉に任官。
そうなんだ・・・最強の内務省にいたのね・・・。

1947年29歳、衆議院選挙で群馬3区から立候補し、初当選します。

1959年41歳で岸信介内閣で科学技術庁長官、
1970年には、52歳で佐藤内閣で防衛庁長官、
1972年54歳で、田中角栄内閣で通産大臣に就任。

1982年、64歳で総理大臣に就任します。

大きな節目は、41歳で科学技術庁長官に任命された時でした。
この時に、アイゼンハワーとの会談で、平和利用のために原発を導入します。
つまり、原子力問題は、この時に始まったのです。

当時、核兵器である原爆を平和利用するというのは、画期的なものでした。

思い切ったことをするのは、田中角栄と似ています。

もっとも有名なのが、行政改革。
中曽根首相による国有会社民営化が進みます。

国鉄⇒JR
電電公社⇒NTT
専売公社⇒JT

です。

公社・公団を・・・官僚を民営化したのです。




そんな中、中曽根は、分割民営化を決断します。

そして、経済界のカリスマ・土光敏夫を引き込みます。
質素倹約で知られる、元・経団連会長です。

行革の運命は土光に託されました。

公務員は、絶対に解雇されない、給料も下がらない、待遇も落ちない!!
だからこそ、”やる気が出ない”ので、民営化しようということになったのです。


この時国鉄は累積赤字23兆円、さらに赤字を増やし続けていました。
まだまだ税金が投入される可能性があり、急務な案件でした。

しかし、国鉄は、労組が強く、民営化に大反対!!
ストが続きます。
当時、国鉄では”マル生運動”が、盛んに行われていました。
マル生運動は、国鉄当局による生産性向上のための運動のことです。

電電公社でも嫌がらせのようなことが起こります。

しかし、そろそろ高度成長期が終わろうとしていました。
歳出を抑える必要が出てきたのです。


また、中曽根は日本外交を一変させます。
訪日したレーガン大統領を、自らの別荘でもてなします。
この映像は、全世界に配信され、日本とアメリカの蜜月を知らしめました。

中曽根は、外交・防衛面での現状打開を画策します。
国際国家日本!!
国際国家における日本の立ち位置を強くしようとしました。

日米同盟の強化を図ります。
日米は運命共同体!!

「ロン・ヤス」関係の始まりでした。
テレビをうまく利用して、各国首脳との会話も、いつも真ん中の・・・会話の中心にいるように心がけました。

パフォーマンスだけでなく、
1983年ウィリアムズバーグ・サミットでは・・・
見せ場を作ります。

ソビエトに対して、アメリカのミサイル配備を推進する発言でレーガンを支援します。
会議をリードします。
国際政治で日本のリーダーが、積極的に発言したのは初めてでした。


当時は、防衛費のGNP比は1%以内でしたが、それを中曽根内閣では超えました。

ワシントンポストとの会談後、新聞に、「日本の地位は、不沈空母だ」と書かれてしまったこともあり、国内では、
「中曽根はタカ派だ!!」と、大騒ぎにもなりました。


もう一つ、教育改革をしようとしました。
”教育臨調”中曽根首相直属の諮問機関を置きました。

1975年までは、日本の教育は、”一人でも多くの子供を高校へ・大学へ上げよう”というものでした。
でも、もうほとんどが達成できるようになっていたので、目標を変えようとしたのです。

”個性化の教育をやろう”
”生徒が学校を選べるようにしよう”

教育の自由化をしようとしましたが・・・
それは、失敗します。

それは”リクルート事件”の発覚です。

政界・財界・そして官僚を巻き込んで、80人以上の逮捕者をだす贈収賄事件に発展しました。

リクルート社の江副浩正会長が、関連会社の未公開株を多くの財界人らに譲渡、これが賄賂に当たるとされたのです。

民営化で活躍したNTT真藤会長・教育臨調を進めていた文部官僚にも・・・
中曽根周辺からも逮捕者が出ました。

当時はみんなやっていたことが・・・
事件となったのです。

それは、検察・警察が中曽根を標的としたのでは???
冤罪???
と、田原総一朗さんは言っています。

日本は、新興勢力を排除する傾向があります。
旧体制が許さないというのが、リクルートにもあったのかもしれません。


田中角栄がなくなり、奇しくも同年、自民党は野党に転落、55年体制は崩壊します。
日本は、バブルがはじけて、先の見えない不況へと転落していきます。

しかし、角栄が描いた列島改造は今も続いています。
東日本大震災・原発危機・・・

日本の未来はどうなっていくのでしょうか?


この二人は、明らかに権力者!!と言えるリーダーです。
今りーだーと言える人はいるのでしょうか??
そして、この国は、これからどのように変わっていくのでしょうか???
なんだか、考えさせられます。

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posted by ちゃーちゃん at 11:06| Comment(0) | テレビ番組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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