2012年06月13日

お金がわかればニュースのナゾが解ける!?B

中華人民共和国、GDP国内総生産が第2位の国です。

そして、輸出額も世界一!!

この国が今集めているのは、「金・ゴールド」です。

ではどのようにして買い集めているのでしょうか???

そして、その売買市場として白熱しているのが香港です。

香港は、中国が世界に向けて開いた門のようなものです。
世界中からいろんな商品や情報は、香港を経由しています。

香港とは・・・一国二制度です。
これは、一国の中に、根本的に異なる地域が複数ある状態のことを指します。
つまり、政治制度や経済制度は違ってもいいということです。

金は、香港でどのように取引されているのでしょうか???


上環(ションワン)地区には、1910年創立の香港金銀業貿易場があります。
100年以上も前からそこで取引しています。

ここに集まる金が、近年増えてきています。

ここではまず、金の質を調べます。

紺の延べ棒1本で、およそ448万円です。
この中から品質を検査します。
もちろん削って・・・たらーっ(汗)

金は、不純物が混じっていなければ高温や薬品に溶かしても重さが同じです。
それを調べて品質を調べます。

国際的には4つの印が入っていなければなりません。
それは、業者のマーク・重さ・純度・シリアルナンバーです。

これを1階にある取引所で売り買いが行われています。
午前11時から始まります。
取引は、1トロイオンス=31.1035gで行われます。
リーマンショック以降、急激に金の値段が上がっています。

香港金銀業貿易場、ここでは、年間の金取引額が420兆円以上と言われています。
取引された金は、この香港の業者から中国に渡っています。


では、地球上にどれだけの金があるのでしょうか???

金・・・・17万1300t
銀・・・・100万t
銅・・・・約6億t

あります。

金は、オリンピックプール3個分です。
30年で枯渇すると言われています。

現存する金としては、紀元前2600年・ウル王墓の装飾品、紀元前1300年ごろのツタンカーメンの黄金のマスクが有名です。


20120519082714[1].jpg

世界初の金貨は、紀元前670年ごろ、今のトルコ西部、「リディア王国」の貨幣です。

貴重な金貨だからこそ、お金となりました。

しかし、お金を持ち歩くのが大変になったので、紙幣が出来ます。

1287年世界初の金と交換できる紙幣「至元通行宝鈔」

kousyou[1].jpg

元の初代皇帝フビライが発行しました。

”金と代えることが出来るから価値がある”

日本でも、土佐藩の藩札、明治時代には「明治通宝札」が兌換紙幣として発行されました。

それを日本銀行が発行するようになります。

最後の兌換紙幣はこちら。

img_1601239_52645022_0[1].jpg

ここには、「この金と引換に金貨五圓相渡申候」とあります。

しかし、経済が発達すると、金額も増えてきて・・・
銀行に、交換できる金がなくなってきます。

そこで、金とは変えられないお札が発行されるようになりました。

金は、どの国でも使えるので、「無国籍通貨」と呼ばれることもあります。
そう、国際的にも信用が高いのです。

では、中国に入った金はどのようになっていくのでしょうか???

上海・豫園では・・・
ここには、16世紀に造られた有名な庭園があって、昔から観光客の多い町です。
なので、貴金属店が集まり出して・・・100件以上の店が連なる中国有数の貴金属街となりました。

お店の中はどうなっているのでしょうか?
投資の一つに金を購入しています。
アクセサリーにしたり、縁起が良いとお守りにすることもしばしばです。
中国では一般市民も大富豪も金を買い集めています。

どれくらいの人が???

現在、中国13億人の51%が金を買う経済力があると言われています!?

金の保有量としては・・・

@アメリカ・・・・・8133.5t
Aドイツ
Bイタリア
Cフランス
D中国・・・・・・・1054.1t
Eスイス
Fロシア
G日本・・・・・・・765.2t
Hオランダ
Iインド

となっています。

しかし、最近・・・
中国国務院・李暁南主席が・・・
「金の保有量を10年以内に1万tまで増やすべきだ」と発表しました。

さらに・・・
中国人民銀行・王振営副主任は・・・
「中国に相応しい金融商品は間違いなく”金”です。」と発言しました。

その意図は・・・

@リスクの少ない投資・・・バブルがはじけても安定している。
Aインフレ防止・・・景気が良すぎて物の値段が高くなってきています。
          だから、金にして、お金を動かなくしているのです。
B人民元を国際通貨にしよう。

ということです。


国際通貨は・・・基準がありません。
目安は、IMF(国際通貨基金)。
ここで貸してくれる通貨は4種類。
米ドル・欧州ユーロ・日本円・英ポンド・・・これが国際通貨です。

国際通貨になると良いことは???
貿易が楽になります。

世界の通貨別為替取引割合は・・・

米ドル・・・・・・42.4%
ユーロ・・・・・・19.5%
日本円・・・・・・9.5%
英ポンド・・・・・6.4%
その他・・・・・・22.2%

です。

ここに入ってきたい、人民元です。
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ラベル:池上彰 中国
posted by ちゃーちゃん at 13:04| Comment(0) | 池上彰 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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