闇の夜の如くに成りたれば、
源氏の軍兵共、日蝕とは知らず、
いとど東西を失い・・・」
軍記物語「源平盛衰記」。。。
![源平盛衰記 全3巻 [単行本] / 三田村信行 (著); ポプラ社 (刊) 源平盛衰記 全3巻 [単行本] / 三田村信行 (著); ポプラ社 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51yGHhOIwvL._SL160_.jpg)
源平盛衰記 全3巻 [単行本] / 三田村信行 (著); ポプラ社 (刊)
1183年11月17日、源氏によって都を追われた平氏・・・。
しかし、「水島の合戦」で、源義仲軍を破り、一時的に盛り返します。
その勝利のきっかけは、日食でした。
清盛は、神がかっていたのでしょうか?
瀬戸の音戸の「日招き伝説」もあるほどですが・・・。
それは、当時の最先端の科学技術、「暦」を手にしていたあからなのかもしれませんね。
水島の合戦では、突然の異変に驚く源氏に対して、日食を事前に知っていた平氏。
当時の朝廷は、中国から伝わった「宣明歴」を使って毎年1回、日食や月食を予想した「具注歴」を作成していました。
平氏は、朝廷の中枢を占めていたので、知識があったようです。
都育ちの平家と、東国で力を蓄えた源氏では、情報にかなりの差があったということです。
みなさんは、金環日食見ることが出来ましたか?
太陽が隠れだすと、なんとなく暗くなって、寒くなって・・・
天照大神の天岩戸伝説と、卑弥呼の日食による権威の失墜とか・・・、この二人に日食が関係しているから二人は同一人物だとか・・・
外国でも、ファラオは太陽神ラーの息子、ルイ14世は太陽王、太陽が権力の象徴となるのがわかりますね。
太陽の恵みの下に、生活できているということを、改めて感じました。


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