2012年04月16日

そうだったのか!池上彰の学べるニュース

久しぶりの池上彰さんです。黒ハート

「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」です。
今知っておきたいニュースを池上さんが解説してくれました。
「図解」池上彰の経済ニュースが面白いほどわかる本
「図解」池上彰の経済ニュースが面白いほどわかる本
今、知っておくべき!「年金のポイント」

AIJ投資顧問会社の損失したお金は、1100億円ぐらいがなくなってしまいました。
大変なことでしたが他人事ではなく、年金制度全体にかかわってくる深刻な問題です。

年金に関するニュースが沢山なされています。
消えた年金問題・・・預けていたお金が無くなってしまったAIJ投資顧問問題。
複雑な年金のシステムを見直すべき?
いろいろなニュースが流れています。

年金はいわゆる保険の一つのようなもの。
つまり、「長生きをしても収入がない」というリスクに備えて入っている保険のようなものです。

そもそも年金は、知らないところで運用されています。
年金積立金から株や国債を売買して資産を増やそうとしています。
それは、1970年代以前は昔積み立て方式だったからです。

現在は、賦課方式といって、若い人が納めた保険料を高齢者が直接受け取る仕組みになっています。

そして、年金積立金は今も使われずに残っています。その額、100兆円以上。
一番多い時は、150兆円あったそうです。

でも今、年金は足りないと言われています。
しかし、年金積立金は、運用で大きくしなければいけない理由があります。
それは、現在の年金内訳は・・・
収入32兆円  支出51兆円  約19兆円不足しているからです。

この19兆円は、税金と積立金とで賄われています。

では、誰が年金を増やそうとしているのでしょう?
それは、年金積立管理運用独立行政法人です。
彼らは、年金のプロですが、運用は素人なのです。

だから実際は、運用は別会社にお願いしています。つまり、丸投げです。たらーっ(汗)
実際の運用者は、証券会社や信託銀行なのです。

では、運用でどれくらい増えるのでしょう?
しかし、株が下がると運用実績も下がってしまいます。
そんなハイリスクなことに私たちの年金が?!
運用の実績から見ると約11兆円プラスです。
しかし、そのプラス分以上に高齢者世代に年金を渡しているので、年金積立金が減少しているのです。


そして、AIJ問題が発覚。。。
AIJで消えたのは、1100億円の企業年金です。
では、企業年金とは?
年金は、大きく3つに分けられます。
国民年金(基礎年金)・厚生年金・共済年金です。
厚生年金と共済年金は、自動的に国民年金にも入っていることになっています。

もう少し年金が欲しいと思う人たち。。。が、独自に入ったものが企業年金です。
つまり、他の年金は国が管理していますが、企業年金は別なのです。

大企業など約4割の会社が企業年金を導入しています。
この企業年金も、株や国債で運用されています。
運用の為に企業年金を預かっていたAIJ。
AIJは、投資顧問会社と言われ、預かった企業年金を運用、ふやし、企業に返すのが仕事です。
が、預かっていた1100億円を損失してしまいました。

どうしてそんなことが起こったのでしょう。。。?
AIJは、高利回りをうたっていました。
今の日本の国債は、10年で0.973%、銀行の普通預金で0.020%と言われています。
リーマンショックで大損している時に、この会社は7〜8%、利益があると嘘をついていました。

利回りが良いのはおかしいとは思わないの?

AIJ問題が発覚したのは業界紙の報道がきっかけとも言われています。が、どうして嘘を見抜けなかったのでしょうか?
その理由は・・・
@国のチェックが甘い。
投資顧問会社は、運用実績を年1回金融庁に報告する義務があります。
金融の自由化にともなって、金融庁がチェックできないことになってきました。
現在は、金融庁が慌てて投資顧問会社の一斉調査を始めています。

AAIJを勧めていたのは天下りの役人でした。
これほどまでに大問題化したのは、天下りのネットワークが出来ていたからだとか・・・。
省庁の役人が企業年金の運用会社に再就職しましたが、彼らは年金のプロであって、運用のプロではありません。
AIJは、コンサルタント会社にAIJを勧めるようにお願いします。おまけに、コンサルタント会社にも天下りの役人が再就職していたのです。。。

ここに税金を投入するの?
何故、税金で穴埋めするの?
それは、企業年金が消えてしまうと、日本全体に影響が出るかもしれないからです。

ある仕組みが関係していました。
企業年金を導入するためには、お金を管理する組織が必要です。
その代表的なものが、厚生年金基金です。そこでは、会社から企業年金を集めたり、運用方針を決めています。

この厚生年金基金の現状が・・・。
この厚生年金基金も、投資顧問会社に委託しています。その一つにAIJがありました。
現在は、投資顧問会社に預けていても、不景気なのでなかなか増やせません。

でも、退職した社員には、年金を払わなければいけません。
厚生年金基金は、運用がどうであれ年金を支払う責任があるのです。
つまり、年金で倒産する企業が続出するかもしれません。

年金のツボ・代行とは?
厚生年金とはもともと国の制度でしたが、厚生年金基金が代行して増やそうとしています。
運用するお金を増やすために、国の資金を借りることが出来る制度なのです。

代行制度は、好景気だった1966年から始まりました。
しかし、不景気になると、国への返済も、OBへの年金も難しくなります。
そこへAIJが・・・。

AIJにお金を預けていた子王政年金基金の多くが苦しい状況にあるのです。
今、全国の厚生年金基金の約36%が元本割れ状態です。
このまま放っておくと、倒産してしまいます。
つまり日本全体の問題だから税金投入の可能性があるのです。

そして、実際に代行が原因で・・・年金で企業が倒産しています。

景気が良いころのシステムを悪い今もそのままに使っているのでさまざまな問題が生まれているので、改革をしようとなってきました。

現在の年金制度は限界なのでは?

そもそも今の年金制度は職業によって分かれています。どうしてでしょうか?
一番最初の年金は、明治時代。軍人恩給から始まりました。戦争に行った人などに支払われる生活の支えとなったお金です。
その後、1923年から公務員などにも支払われることになり、恩給となりました。
これが、現在の共済年金です。

それとは別に、1944年に厚生年金の原型がスタートしました。

しかし、自営業の人にはありません。
1961年に始まったのが、国民年金です。

これを何とか統一しようとして、一部一元化され、今の国民年金制度になりました。

これを何とかできないのか?というのが、年金改革。
民主党は一元化を進めています。
@制度を一つに。
A所得に応じて年金額が変わる。

民主党は、最低保障年金月7万円は、誰でももらえるようにすると言っていますが、日本の借金は約1000兆円、財源はどこにあるのでしょう?

それは・・し・ょ・う・ひ・ぜ・い。で、賄おうとしています。
消費税を2015年までに10%にする議論がなされています。これとは別問題です。
つまり、消費税を10%以上にしないと財源は確保できないということです。

では、どれくらいまで上げればいいの?
10%となった分は、医療、介護、年金、子育てに。
最低保障年金分は、あと約7%必要ではないか?と言われています。
つまり、約17%の消費税が必要なのです。

借金が増えない様にしようというだけで、約17%の消費税が必要だという見方があります。つまり、24〜25%にしないと駄目だというのです。

たくさん払って、ちょっとしかもらえない・・・という事態になります。。。

橋本市長は・・・
賦課方式ではなく、積み立て方式と掛け捨て制にしたらどうか?というのです。
つまり、自分が積み立てた年金を受け取ろうというものです。

では掛け捨て制とは?
お金持ちは・・・「自分の資産で何とかなるでしょう」という考え方。

では、自分の為に年金を貯めるのであれば、国の制度にしなくてもいいのでは?
自分で銀行にでも預ければいいのでは?

それでも国が管理するのは。。。年金も社会全体で考えなければいけない、支えなければいけない社会制度です。

年金の大きな問題は・・・。
見直すとなった時に、これまでの人はどうするの?ということなのです。
年金は、すぐに結果が出ません。つまり、改革した人たちは、その頃生きていません。だから、すぐには出来ない、しないのです。


次は「マイナンバー制度」です。が、また今度。
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ラベル:池上彰
posted by ちゃーちゃん at 13:59| Comment(0) | 池上彰 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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