NHKスペシャルです。
なかなか興味のある題材です。
全部ビデオに撮りたかったのだけれど、色々バッティングして@とAしか撮れませんでした。(TmT)
でも、やっぱりNHKはいいですね。見応えがあります。
@では、戦争への分岐点として、満州事変・国際連盟の脱退・防共協定が取り上げられていました。
満州事変で関東軍が暴走したのは周知の事実ですが、日本の外務省としては、国際連盟は脱退したくはなかったとのこと。いつも、この時松岡洋右が「名誉の脱退をした」といわれていますが、本当はしたくはなかったらしいのです。
満州国の成立に熱狂した国内世論を優先し、満州から手を引くことのなかった日本。
そして、軍との摩擦を避けたくて、関東軍に強気に出ることが出来なかった内閣。
国連を脱退すれば脱退していく国に対して、わざわざ経済制裁はしないだろうという希望的観測。
この希望的判断・急場しのぎ・戦略の欠如が日本が孤立へと大きく踏み出す原因となりました。
この内閣のだらしなさは6年間の間に7人も首相が変わるという混乱で、国内外に信用を失っていたことがそもそもの原因なのです。
そして国際連盟を脱退した日本は、共産主義に対して防共協定を結ぼうと相手国を探すのですが、日本の軍部と外務省に一貫性がなく、まとまりのなさが諸外国の信頼感を失わせていました。
そんな中、防共協定をドイツと結ぶことになるのです。
結局、ドイツ以外を敵に回し、孤立化を避けようとして孤立化していきました。それは、長期化の計画を持たず、その場しのぎになって、何も見えなくなって、外交敗戦したとのことです。
そうして松岡洋右は、1940年日独伊三国同盟を締結させるのです。
なんか、以外でした。松岡洋右といえば近衛文麿同様、戦争に導いた男、みたいなイメージがありますよね。本当は戦争を回避したかったなんて・・・。
まあ、外交官だから、世界情勢も解っていたのでしょう。石油の75%をアメリカから輸入しているというのに、そのアメリカに戦争を仕掛けるなんて、無謀だということは解っているでしょうね。当たり前か・・・。
でも、何だか見ていてショックでした。内閣のふがいなさは今も変わらないですよね。(TωT)あんなに忌まわしい戦争をしたのに、未だにリーダーシップのかけらもないなんて・・・。
この外交下手、危機管理能力のなさ・・・。学習能力がないのかしらΣΣ( ̄◇ ̄;)!なんて、思ってしまいました。
戦争なんてばかなことはないだろうけど、ホント、イギリスもアメリカも日本もがんばって欲しいですね。
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